2016年8月よりスタートした次世代審査システムJ-core。リリースから1年、順調に稼働している。
ユーザー部門のチームリーダーである脇舎智子氏に、J-coreにかける想いを聞いた。

審査事務部 審査企画課

エキスパートマスター

脇舎智子

横浜支店に配属後、本部カード企画部、オーソリセキュリティセンター(現カードセンター)を経て2008年より現職。1児の母として家庭との両立を図りながら本プロジェクトを成功に導く。

時代のニーズに対応するために新しい審査システムを

ー導入にいたった経緯は?

次世代審査システムの開発が動き出したのは2013年くらいからです。2006年改正貸金業規制法が成立し、借り入れ限度額が年収の3分の1までとしたいわゆる総量規制などが段階的に施行されました。また2010年には割賦販売法が改正されるなど、より一層の法令遵守が求められ、クレジット業界全体を取り巻く環境が激変しました。
当時は基幹システム内部に審査システムが組み込まれていたので、法令対応や新商品の追加の都度システム改修が必要でした。ニーズの多様化が進み、新商品が沢山出てくる中で、求められる審査スピードに対応できるように、多くの手間と時間をかけて改修しているのが実情でした。
そこで、社会環境の変化やニーズに迅速に対応できる新たな審査システムの開発が必要と考え、このプロジェクトが動き出しました。

加盟店様やお客様のために審査スピードを大幅に向上

ーJ-coreの大きな特徴は?

今回、審査システムを基幹システムから独立させました。これにより関係法令対応はもちろん、新商品が追加されても、基幹システムを変更・追加することなく対応できるようになり、改修に掛かる時間を大幅に短縮することができました。
カード業務においては入会審査からカード発行までの飛躍的な自動化に成功。また、審査面では、経験の少ないスタッフでも、表示されたガイダンスに沿って進行することができるので、知識や経験に関わらず均一な精度の高い審査をスピーディーに行うことができます。一方で経験豊富な人材を高額なお申込み等、判断の難しい案件に割り振ることができるようになり、これまでの審査時間を短縮することができたことは大きな成果です。

ー加盟店様やお客様のメリットは?

まずはカードの早期発行が可能になったこと。今までより格段に早く発行できるようになりました。また、ショッピングクレジットでも、審査結果のご案内までの待ち時間が短縮しています。お客様が実感されることは少ないと思いますが、お待たせしないことを一番の目標にしています。

これからも高精度な審査を目指して

ー振り返って苦労した点は?

システム開発に2年程かかった後、2016年になって導入されました。国内実績のあるシステムを採用していましたが、審査ルールの設定は部内の専門チームで行いました。私自身も慣れない業務で戸惑いもあり、社内運用や、法令対応など、様々なことを理解したうえでルール化しなければならず、資料の山と格闘する毎日でした。正確に判定できているだろうかと、繰り返し、繰り返しテストを重ねました。それでもチームのみんなと一緒に取り組んだことが励みとなり、無事リリースできたことにたいへん満足しています。

ーこれからの展望は?

ジャックスには月間数十万件に及ぶお申し込みを頂戴しております。私たちはそのすべてに適正な審査でお応えしたいと考えています。J-coreの「コア」は、ジャックスの核、またCorrect+Resultの造語で「正しい結果」を意味することで名付けました。J-coreはまさしく“適正与信”を実現するための要となるものです。
リリースからまだ1年ですが「審査が早くなった」と加盟店様や審査部門のスタッフにも評判がよく、ひとまず安心しています。今後は審査精度をより一層向上させ、更なるスピードアップを図っていくことで、コンシューマーファイナンスへの多様なニーズにお応えしていきたいと思っています。