知っておくと安心!海外旅行でクレジットカードを使うときの注意点

クレジットカード

海外旅行といえば、現地の美味しいものを食べたり、有名なスポットに出かけたり、お土産を探したり……と、お金を使う機会がグンと増えるもの。とくに多額のお金を持ち歩きたくない人にはクレジットカードがおすすめです。はじめて海外でクレジットカードを使う際の注意点について解説します。

海外旅行者は30年間で4.5倍に

年間およそ1,800万人もの人が海外旅行を楽しんでいる時代。かつては年間400万人程度だったことを考えれば、海外旅行も身近になったといえるでしょう。
そして、現在ではクレジットカードの利用も普及しています。クレジットカードさえあれば、多額の現金を持ち歩かずに済むため、何かとお金を使う旅行先では本当に重宝します。旅行中に所持金が足りなくなっても、クレジットカードが1枚あれば買い物も飲食もできますから、なおさらではないでしょうか。
しかし、海外でのクレジットカード利用は、国内で使う場合と勝手が違う部分もあります。また、比較的安全に利用ができると言われる日本に比べて、海外旅行では詐欺被害などにも気をつけなければなりません。

もらったレシートは必ず持ち帰ろう

日本で買い物をするときは「レシートは受け取らない、またはその場ですぐ捨てる」という人が多くいます。しかし、海外旅行においては悪質な店も多く存在します。「自分が買った金額と、後でクレジットカード会社から請求された額が違う」というのは、よく聞くトラブルです。しかし、こういったときに証拠となるレシートがなければ水掛け論になってしまいます。また、レシートがあれば、クレジットカードに付帯されている海外旅行保険(盗難保険)などが適用される可能性があります。このため、海外旅行でクレジットカードを使うときには必ずレシートを持ち帰るようにしましょう。

現地通貨を引き出せるキャッシングの使いすぎに注意

一昔前なら、海外旅行の前には銀行へ行って、日本円と現地通貨を交換してから出発するのが主流でした。しかしこの方法は、為替手数料も高く、旅行の途中で現地通貨の過不足も発生しやすいというデメリットがありました。
一方、海外旅行先に行ってからクレジットカードでキャッシングすれば、比較的為替手数料も安く、必要な分だけ現地通貨が得られるため、非常に効率的です。しかも、キャッシングするためのATMは銀行の店舗に比べればいたるところに存在し、時間も気にせず使えます。
しかし、いくら便利だからといって頻繁にキャッシングを利用すると、その都度ATMの利用手数料が発生してしまいます。外国通貨を余らせるのがイヤで、少額のキャッシングを繰り替えしていると、結果的には手数料が割高になることもあります。
そして「キャッシングの利用限度額」にも気をつけましょう。気づいたら限度額一杯で、海外旅行先でもうお金が使えない……なんてことがないようにしたいですね。

換算レートの基準日はいつ?

一般的な感覚であれば、「換算レート=クレジットカードを使った日のレート」と思う人が多いのではないでしょうか。実はこれ、ちょっと違います。クレジットカードや国、利用した店舗によって正確な換算日は異なりますが、おおむね利用日の2~10日ほど後の日が換算日になるのです。
クレジットカードを利用すると、まずそのデータが各クレジットカードの決済センターに送られます。そして、そこでデータを処理するときのレートで換算されます。決済センターにデータが届くタイミングは、諸々の条件によって差があるため、クレジットカードを使った日の換算レートとはある程度のズレが発生します。
つまり「今日は為替が有利だから、今のうちにたくさん買い物しよう」と思っても、その日のレートで換算されるわけではないので注意が必要です。


上記以外にも、帰国後にカード会社から送られてくる、海外旅行で使用した分の支払明細書には必ず目を通すようにしましょう。利用した覚えのない請求が含まれているといった場合には、すぐにカード会社へ問い合わせるなどの対応が必要です。

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ライター紹介

山本昌義
一級ファイナンシャルプランニング技能士、CFP認定者。
「一切の商品を売らない」を基本とし、「金融以外も含めた家計全般の支援」を前提に、多数の相談業務を行う。現在は「婚活FP」として、人生の最初の一大イベント「結婚」に注力。成婚前後の男女から、将来を見据えた家計に関する様々な相談を受けている。
ホームページ:http://yamamotofpoffice.com/