憧れのマイホーム!新築マンションを買うために必要なお金の基礎知識

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都心部では、次々と新築マンションが建設されています。素敵なモデルルームの写真を見て、「新築マンション、いいなあ……」と一度は思ったことがあるでしょう。特に若い世代に人気の新築マンションですが、実際に購入するとなったら、どのような準備が必要なのでしょうか。今回は、新築マンションを買う際に必要なお金について考えましょう。

マンション購入に必要なお金を試算してみよう

マンションの価格が仮に「4,000万円」だとしたら、総額費用はいくらになるのでしょうか?マンションの取得には、さまざまな諸経費がかかります。
諸経費の一例として、土地・建物の登録免許税、司法書士報酬、抵当権設定費用、印紙代、不動産取得税などがあります。これらをすべて合わせると、新築物件の場合、一般的に物件価格の5~7%程度になります。4,000万円の物件の場合、200万~280万円かかる計算です。その他にも引っ越し費用や、新居で使わない家具や家電の処分にかかる費用、新しい家具などの購入費用もかかることを頭に入れておきましょう。

住宅ローンにはどんな種類があるの?

住宅ローンには、公的住宅ローンと民間住宅ローンがあります。
公的住宅ローンとは、財形住宅融資や自治体住宅融資などのこと。金利は比較的低いですが、物件に対する条件が厳しめで、借りられる金額はそれほど多くありません。
民間住宅ローンとは、銀行や住宅ローン専門会社で扱っている住宅ローンのほか、「フラット35」という住宅ローンも該当します。借りられる金額は一般的に多めで、物件に対する条件はやや緩やか。ただし、個人の信用力は厳しくチェックされることが多いです。ローンを提供する会社によってさまざまなプランがあるため、選択肢が多いというのも特徴です。
住宅ローンによって、勤続年数に制限がないもの、または2~3年以上の勤続年数が必要なもの、最低年収(年収200万~400万円程度)が設けられているもののほか、派遣社員や契約社員では借り入れができないという場合もあるので、ローンを組んで住宅を購入する場合には事前のリサーチが重要です。

また、住宅ローンの金利にはいくつかの種類があります。

固定金利型
ローン返済期間の最初から最後まで、金利が変わらないタイプです。35年間借りる場合は、35年間ずっと同じ金利です。例えば、11年目などから金利が変わる「2段階固定金利タイプ」というものもあります。完済までの金利が決まっているため、資金計画を立てやすいというメリットがあります。
固定金利期間選択型
最初の一定期間は金利が固定されているタイプです。例えば「3年固定」というものなら、返済開始後3年間は同じ金利で、4年目以降は所定の金利に変わります。4年目以降に金利が大きくアップする場合、返済額が増えることになるので、注意が必要です。
変動金利型
金利が変動するタイプです。一般的には、半年ごとに金利が変わり、返済額が5年ごとに変わるものが多いです。途中で金利がアップ・ダウンしても変動幅は以前の返済額の1.25倍までという特徴がありますが、金利がどんどん上がっていく場合、それに応じて返済額も増えるため、注意が必要です。

住宅ローンの金利には、上記のように主に3つのタイプがありますが、目先の金利の低さにとらわれていると、数年後に金利が上がり、返済額が増える場合があるので気をつけましょう。住宅ローンは、一般的に数十年に渡って返済していくものなので、金利が低い今の時代は、できるだけ返済期間が長い「固定タイプ」を選ぶと安心でしょう。

頭金はどうやって準備しておくとよい?

住宅ローンを組む際は、頭金を多めに準備しておくと、返済額を抑えることができます。最近は頭金なしで購入できるケースもありますが、突然収入がダウンしてしまったら住宅ローンの毎月の返済が重くのしかかることになります。できるだけ頭金を多めに用意して、住宅ローンの返済額を少なくしておくと安心です。
準備しておきたいお金の目安は、頭金と諸経費をあわせて、物件価格の3割程度。4,000万円の物件なら、1,200万円ほどです。月々のお給料から数万円ずつ積み立て、さらにボーナスから3分の1~半分ほどを貯めて、確実に準備しておくことがオススメです。毎月お給料から天引きで積立ができる、財形住宅貯蓄も視野に入れておくとよいでしょう。


マンションは、人生の中で一番大きな買い物とも言えます。素敵なモデルルームを見て、一目惚れや衝動で買うのではなく、じっくりと住宅取得のために計画を練るのがポイントです。物件にもお金の出し方にも、きちんと納得したうえで購入したいですね。

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ライター紹介

西山美紀
ファイナンシャルプランナー、ライター。AllAbout貯蓄ガイド。
貯まる人・貯まらない人への多数の取材が強み。無理なく楽しい貯蓄法、女性の生き方、ライフスタイルなどをテーマに、女性誌やビジネス誌、WEBで取材・執筆・監修などを行っている。
ホームページ:http://ameblo.jp/nishiyamamiki/