【大人のマネー教養】おさえておきたい!お中元とお歳暮のキホン

マネープラン

大人になると、それまで縁がなかったお中元やお歳暮といった贈り物をやりとりをする機会があります。贈り物の相場や渡す際のマナー、受け取った際のお返しについて解説します。

そもそも、どうしてこういう習慣があるの?

お中元やお歳暮は、日ごろお世話になっている方へのお礼と「今後も末永いおつきあいをお願いします」という気持ちを込めて贈るものです。上司や親せきへ贈るのが一般的ですが、結婚した人は仲人などに贈るケースが多いようです。特にお歳暮は、一年の締めくくりとして、一年間の感謝を伝えるとともに、翌年のお付き合いを引き続きお願いしますという意味を込めます。お中元・お歳暮を両方とも必ず贈らなくてはならないというものではなく、お歳暮だけ贈るというケースもあります。
ただし、お中元やお歳暮は、一度贈りはじめたら毎年贈り続けるのが礼儀。「先日お世話になったから」といった理由で、気軽にお中元やお歳暮を贈るのではなく、ずっと贈り続けるかどうかをよく考えてから贈るようにしたいものです。一度限りの贈り物なら、「御礼」として贈るといいでしょう。
本来なら、相手のお宅を訪問して手渡すのが正式なマナーですが、最近はデパートやネットショッピングなどを利用して、配送してもらうケースが増えています。その場合は、到着する少し前をみはからって、手紙やはがきを送るか電話をしておくようにしましょう。
一般的な贈る時期は、お中元なら、関東が7月1日~7月15日まで、関西は7月中旬~8月15日までとなります。また、お歳暮なら12月初旬~25日ごろまでです。地域によって差があるので気をつけたいですね。もし遅れてしまった場合、お中元なら8月初旬の立秋までは「暑中お伺い」、それ以降は「残暑お伺い」とします。お歳暮は、正月に食べてもらいたいものなら12月30日までに贈り、それ以降は年明け~1月7日までに「御年賀」として贈ります。

相場と品物の選び方を知ろう

金額の目安は3,000円~5,000円くらいです。職場によっては「お中元やお歳暮などはしない」といったルールもあるので、あらかじめ確認しておきましょう。
品物は、醤油などの調味料やサラダ油、コーヒーや紅茶、洗剤などが一般的です。「消え物」といって、食べたり使ったりしてなくなるものが好まれます。相手の好みにあわせて選んでもらえるカタログギフトも喜ばれます。
その他、お中元、お歳暮それぞれの時期によく選ばれる商品を紹介します。

お中元
そうめんやビール、ゼリーなど、夏を感じさせるもの。
お歳暮
数の子、いくら、ハムなど、お正月の食事に役立つもの。

お返しや喪中のマナーとは?

もしお中元やお歳暮をいただく立場になったら、どのようにしたらいいのでしょうか。実は、お中元やお歳暮をいただいた場合のお返しは不要とされています。受け取ったお礼として、電話をしたり、手紙やはがきを送ったりするのがいいでしょう。
また、贈る相手が喪中の場合、年賀状を送ることは控えますが、お世話になった方へのご挨拶であるお中元やお歳暮なら特に問題ありません。贈り先だけでなく、贈り主が喪中の場合でも、お中元やお歳暮を送ることは大丈夫です。


お中元やお歳暮を贈る際のルールやしきたりには、その地域独自のものや、親戚同士や職場内での決まりや例外もあるでしょう。迷った場合は、家族や職場の先輩方に確認するのが安心ですね。

  • 本ページの内容は掲載時点での情報です。

ライター紹介

西山美紀
ファイナンシャルプランナー、ライター。AllAbout貯蓄ガイド。
貯まる人・貯まらない人への多数の取材が強み。無理なく楽しい貯蓄法、女性の生き方、ライフスタイルなどをテーマに、女性誌やビジネス誌、WEBで取材・執筆・監修などを行っている。
ホームページ:http://ameblo.jp/nishiyamamiki/