突然のケガや病気!入院費用っていくらかかるの?

マネープラン

元気に毎日を過ごしていても、ある日突然、病気やケガによって入院することがあるかもしれません。もし入院したらどれくらいの費用がかかるのでしょうか。また、日ごろからできる備えについて知っておきましょう。

病気やケガによる入院費はいくらかかるの?

生命保険文化センターの「平成25年度 生活保障に関する調査」によると、過去5年以内に入院経験がある人の、1回の入院にかかる自己負担額は平均22.7万円となっています(治療費・食事代・差額ベッド代・お見舞いにかかる交通費などを含む)。費用の分布を見てみると、10万円を超えた人は全体の約75%、50万円を超えた人は全体の約10%となっています。この自己負担額は、1ヵ月間に一定額以上の高額な医療費を負担したときに支給される「高額療養費制度」を利用したうえでの金額です。やはり、入院するとかなり大きな額の出費が発生するといえます。
こういった入院費以外にも、家庭の事情によっては、家事代行やベビーシッターなどのサービスを利用する必要があるかもしれません。ご自身やご家族が入院したら、入院費以外にどのような費用がかかるのか、あらかじめ考えておきましょう。

入院や手術の負担を軽くするための保険がある

入院した場合のさまざまな費用をあわせると、数十万円単位の出費になるケースが多いことが分かりました。突然の高額出費で家計が圧迫されることのないよう、若いうちから医療保険への加入を検討しましょう。医療保険に加入していると、入院した場合は「入院日額×入院日数」、手術の場合はその内容に応じて「入院日額×所定の倍率」の保険金を受け取ることができます。
医療保険を選ぶ際のポイントは次のとおりです。

保障を一生涯にする
一般的に入院費や手術費は、高齢になるほど高くなる可能性がありますので、一生涯の保障がある保険を選びましょう。
医療保障が主契約の保険にする
保険の保障には、基礎となる主契約と、オプションでつけられる特約があります。特約は、主契約の解約などに伴って消滅します。一生涯必要となる医療保障は、特約でつけるのではなく、主契約として加入しましょう。
保険料の払込期間を60才や65才までにする
契約当初の保険料が安いので、一生保険料を支払い続ける「終身払い」の保険を選ぶ人もいます。しかし、リタイア後の生活を予想することは難しく、老後は年金でギリギリの生活しなければならない可能性もあります。仕事を続けられる年齢のうちに、保険料を払い終えることをお勧めします。
必要な保障を吟味する
入院給付金の日額や、最長何日間の入院が保障されるかなど、医療保険の内容は自分で選ぶことができます。また、女性特有の病気の場合は入院日額が増額となる特約や、ガンになったら一時金を受け取れる特約など、さまざまな特約も用意されています。たとえば、「入院日額×入院日数の保障より、一時金がもらえる保障を増やしたい」など、限られた予算の中で自分に必要な保障をきちんと選んで加入するようにしましょう。

病気やケガなどで入院すると、入院費やその他の費用を合わせて、数十万円単位の出費になることが多いです。若いうちは病気のことを考える機会がないかもしれませんが、万が一に備えて医療保険に加入するという選択肢も検討してみてはいかがでしょうか。

参考:
  • 生命保険文化センター | 平成25年度生活保障に関する調査
  • 本ページの内容は掲載時点での情報です。

ライター紹介

松本喜子
ファイナンシャルプランナー(CFP®、1級FP技能士)。
数少ない、保険などの金融商品を販売しないファイナンシャルプランナー。法律事務所で働きながらFP資格を取得。企業内にて数百人のお客様からFPとして家計相談を受け、中立的な独立系FP会社にて経験を積む。現在は、個別相談、講師、コラムの執筆など、FPとして独立して活躍中。
ホームページ:http://hanafp.jp/