はじめての保険選び、注意すべきポイントは?

マネープラン

学生や新社会人の方で、自分で選んだ保険に入っているという人は少ないのではないでしょうか。保険は自分のライフプランに合ったものを選ぶことが重要です。誰かに勧められるがまま、なんとなく入ってはいけません。今回は、はじめて自分で保険を選ぶときのポイントについて解説します。

なぜ保険に入ったほうがいいの?

保険とは、病気やケガ、亡くなったときなどに備えて、「必要なお金を準備しておくもの」です。たとえば、病気やケガをすると、手術や入院などで医療費がかかります。万が一亡くなってしまうと、家族を養っている人であれば、残された家族が生活に困ることになります。
多額の医療費や家族の生活費をまかなえるだけの充分な貯蓄がある人なら、保険は必要ないかもしれません。そう考えると、“貯蓄がそれほど多くない人”にこそ保険が必要だともいえます。病気やケガをした際に、貯蓄が足りなければ充分な医療を受けることができませんし、仕事を長期間休む場合は、収入が減って生活が苦しくなるケースもあります。貯蓄がまだ少ない20代の人こそ、保険を検討しておく必要があるといえるでしょう。

20代が加入するべき保険ってどんなもの?

若い人が加入しておくべき保険にはどのようなものがあるでしょうか。20代の独身の方を例に挙げて保険を選ぶ際のポイントを紹介します。

医療保険
病気やケガで、手術や入院をした際にお金が出る保険です。医療保険は、病気になると加入できなくなってしまうものが多くあります。20代の元気なうちに、一度検討しておくといいでしょう。 医療保険の種類はさまざまで、入院1日あたりの給付金が5,000円のものや1万円のもの、入院初日からお金が出るものや、継続して5日間以上入院した場合に限り初日からお金が出るものなど、色々なタイプがあります。また、入院の支払限度日数についても、60日や120日といったタイプがあります。最近は、長期間入院するケースが減ってきているため、入院の支払限度日数が短いものを選ぶことで、月々の保険料を下げるというのも一案です。
ただし、健康保険が使える医療であれば、高額療養費制度という、公的保険制度があることを知っておきましょう。これは、1カ月あたりの医療費がおよそ8万円を超えた場合に、その超過分の金額が戻ってくる制度です。
自動車保険
マイカーを持っている人は、加入義務のある自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)だけでなく、任意加入の自動車保険に加入しておきましょう。自動車事故を起こしてしまうと、相手の車に乗っていた人や歩行者など、他人を死傷させてしまう場合や、相手の車やガードレールなど、他人のモノを壊してしまった場合に多額の損害賠償責任を負う可能性があるからです。保険によって、適用対象範囲や保険金額の違いがあるほか、ロードサービスの有無など、タイプはさまざまです。
個人賠償責任保険
マンションで水漏れを起こして、階下の部屋をびしょ濡れにしてしまったり、スノーボードで人にぶつかってケガをさせてしまったなど、日常生活で人のモノを壊したり、誰かをケガさせたことで、法律上の損害賠償義務を負ったときのための保険です。また、最近ニュースなどで、自転車による事故をよく耳にすることがあると思います。自転車に乗っているときに歩行者とぶつかって死傷させてしまい、数千万円の損害賠償責任を負うというケースもあるため、個人賠償責任保険に入っておくと安心です。個人賠償責任保険は、火災保険や自動車保険、傷害保険などの特約として加入するのが一般的です。月々の掛け金は100円程度の小額で、保険金が1億円というタイプもあります。

保険の見直しタイミングっていつ?

20代の独身のときに入った保険は、結婚や子どもの誕生、マイホーム購入などのライフイベントに合わせて見直す必要があります。特に家族を養っている人は、自分が病気などの長期療養により収入を得られなくなったときのため、生命保険(医療保険)や就業不能保険などを検討する必要があります。さらに、子どもが生まれたら教育費がかかりますので、こども保険(学資保険)などへの加入もあわせて検討しましょう。


保険は、一度加入するとかなり長いお付き合いになります。さまざまなタイプを比較しながら、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

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ライター紹介

西山美紀
ファイナンシャルプランナー、ライター。AllAbout貯蓄ガイド。
貯まる人・貯まらない人への多数の取材が強み。無理なく楽しい貯蓄法、女性の生き方、ライフスタイルなどをテーマに、女性誌やビジネス誌、WEBで取材・執筆・監修などを行っている。
ホームページ:http://ameblo.jp/nishiyamamiki/