一人暮らしよりもお得?シェアハウスの費用とは

マネープラン

最近話題になっているシェアハウス。女性専用、国際交流、起業家育成など、さまざまなテーマを持ったシェアハウスがあり注目を集めています。複数の人と共同生活を送る楽しさや、一人暮らしよりも初期費用を安く抑えられるということも人気の理由ですが、実際はどうなのでしょうか?

いろんな人との共同生活が楽しい!

キッチン・トイレ・ラウンジ(リビング)などは共用で、各自の個室が設けられているのが一般的なシェアハウス。最近は首都圏を中心に物件数を伸ばしています。「外国人が多い」というイメージを持つ人もいるかもしれませんが、実際は日本の若者が主な入居者。特に20代の社会人に人気です。シェアハウスの人気の理由として以下のようなものが挙げられます。

  1. 共用スペース(キッチン、ラウンジなど)でコミュニケーションがとれる
  2. 一人で暮らすより、住居にかかる費用が格安
  3. 運営事業者が介在するのでトラブルが起きにくい

コミュニケーションと費用についてはよく知られていますが、運営事業者の存在についてはあまり知られていないのではないでしょうか?
シェアハウスに似た居住形態としてルームシェアがありますが、こちらは住人同士の交渉で物件を分け合うので、家賃や光熱費の負担割合に関してトラブルが発生しがちです。
一方シェアハウスの場合、入居者が個々に運営事業者と賃貸契約を結ぶのでこういった問題は起きにくいです。また、清掃や共用部分の使用について、ある程度のルールが事前に決められているのも安心です。

特徴で選ぶシェアハウス

シェアハウスにはテーマ性を持った物件が多くあります。シェアハウスは永住するところではなく、いわば仮の住まい。期間限定の住まいだからこそ、値段と立地だけでなくテーマにもこだわってみてはいかがでしょうか?

デザイン
シェアハウスは、共用部分がオシャレでデザインにこだわった物件も多いです。自分では揃えられない高級家具が備え付けられているところも。また、自分好みの家にカスタマイズしたい人は、壁紙を張り替えたり、棚を取り付けたりできる「DIY物件」もおすすめです。
人・交流
女性限定・外国人OKなど、特定の条件で住人が集まっている物件や、ラウンジの設備が充実している物件もあります。自然と住人同士の交流が盛んになるでしょう。
趣味・嗜好
例えば、音楽に興味がある人や音楽関係の仕事をしている人なら、防音室・ピアノ設備がある物件や、共用部分での楽器演奏が可能な物件もあります。
また屋上にドッグランがある、犬の足洗い場があるなどペットと一緒に住めるシェアハウスも人気です。
仕事
在宅で仕事をする人向けの物件なら、ワークスペース用ラウンジや、自分のパソコンが故障した時にも使える共用パソコンがあることも。クリエーター向けの物件では、作業スペースや作品の展示が可能なところもあります。

シェアハウスは安くすむのか?

初期費用は一人暮らしより安価

一人暮らしの場合、敷金・礼金(それぞれ家賃の1~2か月分が目安)のほかに家具・家電もそろえなければなりません。たくさんの家財を運ぶための引越し費用も発生します。
一方、シェアハウスでは基本的に敷金・礼金がなく、個人の部屋にも大型家具が備え付けられていることが多いのでこれらの費用は不要、もしくは安く抑えられます。
しかし、次のような注意点もあります。

「保証金」や「共益費」がかかる
保証金は入居時に運営事業者へ支払うお金で、通常1~5万円程度です。設備の破損などがなければ退室時に返金されるのが一般的。共益費は共用部分の電気代・水道代や掃除道具など、共用部分を維持管理するために毎月かかる費用で、1~1.5万円の場合が多いです。これらの費用は物件ごとに金額や内訳が異なります。必ず事前に確認しましょう。
共用部分の「家電」に注意
冷蔵庫や洗濯機などの家電は共用の場合が多いですが、住人の数に対して容量や個数が足りないとトラブルのもとになります。数や大きさ、性能をチェックしましょう。場合によっては、自分用の小型冷蔵庫を購入したり、コインランドリーを利用することになってしまうかもしれません。
家賃は比較的安価だが、個々の物件による
同じエリアの一人暮らし向け新築マンションとシェアハウスを比べた場合、シェアハウスの方が2割程度家賃が安くなります。しかし、通常の賃貸物件でも築年数が古い、最寄り駅が遠いなどの場合、シェアハウスの家賃と同じくらいになることもあります。

家賃が安くすむかどうかは条件によって異なりますが、独自の特徴や共用スペースでのふれあいなど、家賃以外の魅力も多いシェアハウス。総合的に考え、よりよい住まいを見つけてください。

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ライター紹介

横山晴美
企業に所属せず、中立・公平の立場で活動する住宅系ファイナンシャルプランナー。新規購入・リフォーム・二世帯住宅を問わず、家に関することなら購入額から返済計画まで幅広く対応。また、住宅購入は家計・教育費・老後資金・相続など多くの視点が必要なため、ライフプランを見据えた相談を行う。
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