子どもが自分でお小遣いを稼ぐ時代!?海外事例に学ぶ実践マネー教育

マネープラン

家庭にもよりますが、日本ではお金の話を少しタブー視する傾向があります。しかし、子どもが大人になってからお金に困らないようにするために、ちゃんとした知識や経験を得る機会を提供してあげることも大事です。幼少期からマネー教育をするのが当たり前という国もありますが、海外の子どもたちはどのようにお金と向き合っているのでしょうか?

海外の子どもはどうやって稼いでいる?

マネー教育が進んでいる海外では、子どもが自分でお金を稼ぐケースがあり、その方法もバラエティに富んでいます。また、周囲の大人もそんな子どもたちを応援しています。どんな稼ぎ方があるのか、見てみましょう。

海外の子どもがお小遣いを稼ぐ主な方法
  • 知り合いや近所のお手伝いをする(ベビーシッター、犬の散歩、飼い主が不在中のペットの世話、庭の芝刈り、掃き掃除、雪かきなど)
  • 旅行などで留守中の家の掃除、草木の水やりなどをする
  • お年寄りのお手伝いとして、買い物代行や掃除などをする
  • 友だちと組んで洗車サービスを行う
  • 古着、本、ゲームソフト、コレクションなど、不要な物・使わなくなった物を売る
  • アクセサリーや手芸用品、クッキーなど、何かを作って売る
  • 外国語や楽器、パソコンスキルなど、得意なことを誰かに教える

海外の子どもたちはこうした経験を通して、自分の持っているもの(労働力、時間、持ち物、スキルなど)はお金に換えられるということを学んでいるのですね。

「貯める」「使う」を繰り返し実践しよう

海外の事例をまねて家庭の外でお金を稼ぐ体験をしようとすると、子どもだけでは難しい場合もあります。親や大人たちがサポート役にまわって、「どうしたらお金が稼げるか」を子どもと一緒に考えながらやってみるとよいでしょう。

会社設立をサポートした例も
よい例として挙げられるのが、茨城県で小学校の先生が5年生の児童たちと実践してきた「米作りの会社」設立です。子どもたちは米を作る農作業はもちろん、販売計画から実際の販売、収益の使途の決定まで自分たちで行いました。会社なので社長や会計、宣伝部長などの役割があり、それらを担うのも子どもたちです。
米の販売によって得たお金は、その年によって校庭の遊具代、バス遠足の資金、または自分たちのお給料になりました。大人から必要なサポートを受けながら、労働の対価として金銭を得るという生の体験は、最高のマネー教育といえるのではないでしょうか。
まずはお小遣い帳や専用口座を用意しよう
まだ子どもが幼い、環境が整っていないなどの理由で、このような試みを実践するのが難しいケースもあるでしょう。
その場合、まずは家庭内で家事の手伝いなどに対して報酬を与えることで、子どもにお金を稼ぐ体験をさせてみてはいかがでしょうか。「仕事をするとお金がもらえる」という基本を、実際に体感できるわけです。
また、貯蓄やお金の管理、お金の使い方も学ぶ必要があります。まずは、もらったお年玉を貯めるために子ども専用の銀行口座を作ってあげるとよいでしょう。お小遣いを貯めるための貯金箱や、自分のお金を管理するためのお小遣い帳を与えるのもよいですね。
子どもが欲しがる物を買い与える代わりに、自分でお金を貯めて手に入れさせるのも有効な手段。無駄遣いをせずにコツコツと貯蓄をして、最終的に欲しい物を自分で買うという経験を通じて、お金の大切さ、お金の使い方を学べるはずです。

ハードルが高ければ、お仕事体験からはじめるのも手

手軽な方法として、まずは遊び感覚で職業体験をするのもいいでしょう。子どもを対象とした施設には、次のようなものがあります。

90種類以上のお仕事から選べる:「キッザニア」
「キッザニア」は、90種類以上の仕事やサービスを体験できる、職業体験型テーマパーク。パーク内では子どもサイズの街が作られており、子どもが憧れる職業のパビリオンがそろっています。対象年齢は3~15歳。仕事をすると館内で使える専用通貨がもらえるので、「働く」「稼ぐ」「お金を使う」というマネー教育の基本を1日で学ぶことができるというわけです。
コスチュームを着て仕事体験:「カンドゥー」
「カンドゥー」は、30種類以上の仕事を本物のようなコスチュームを着て、本格的なセットの中で体験できる仕事体験テーマパークです。こちらも対象年齢は3~15歳。仕事をするともらえる疑似通貨でグッズを買ったり、銀行で貯金することができます。

子どもが正しい金銭感覚を身につけるためには、大人によるマネー教育が必要不可欠です。まずは、できることからはじめてみてはいかがでしょうか。

  • 本ページの内容は掲載時点での情報です。