日本のお金はスゴイ!?意外と知らない硬貨・紙幣の雑学5

マネープラン

毎日のように使うお金ですが、お財布に入っている硬貨や紙幣について、どれくらい知っていますか?世界最高品質の日本のお金。身近だけれど、意外と知らないことがたくさんあるかもしれません。思わず「なるほど!」「そうだったの!?」と言ってしまいそうな雑学をご紹介します。

1.5千円札だけ顔が光る!

日本の紙幣は、偽造を防止するための印刷技術が世界トップレベル。そのひとつが「すかし」で、紙幣の真ん中だけでなく、肖像画の右側にもあります。肖像画の右側に使われている技術は「すき入れバーパターン」と呼ばれます。光に透かしてみると、1万円札には3本、5千円札には2本、千円札には1本の縦線が入っているのがわかるでしょう。
他にも肖像などの図柄が盛り上がっていて、触るとざらざらしている「深凹版(ふかおうはん)印刷」、紙幣の角度を変えると文字が浮かび上がる「潜像(せんぞう)模様」などがあります。
また、特殊発光インキが使われていて、紫外線を当てると紙幣が部分的に発光する仕組みになっているのです。5千円札だけは肖像の顔の部分も光るようになっています。

2.1円玉は作れば作るほど赤字!?

硬貨1枚あたりのコストは、当然その硬貨の価値よりも安くあるべきですが、採算が合っていないものもあります。それが1円玉です。原因は、アルミニウム地金の価格が高くなっていること。製造コストは、1円玉1枚につき2~3円と言われています(2013年時点)。つまり、作れば作るほど赤字になってしまうわけです。
ちなみに海外では、製造コストがかかり過ぎるなどの理由で、少額硬貨の流通を中止している国もあります。例えば英国、スイス、オランダ、オーストラリア、ブラジル、イスラエルなどです。カナダも2012年に1セント硬貨の製造を中止することを決めました。

3.お金を「作っている」のは日銀ではない

日本の全ての紙幣には「日本銀行券」と記されているので、日本銀行がお金を作っているのかな、と思っている人もいるかもしれません。でも実は、日本銀行は紙幣を“発行”しているだけなのです。
実際に紙幣を印刷しているのは、「国立印刷局」。ほかにもパスポートや郵便切手、印紙などの印刷もここで行われています。そして、高レベルな日本の紙幣印刷技術は、世界にも進出しています。前述の国立印刷局は他国の紙幣の製造技術協力をしており、紙幣印刷機を製造している小森コーポレーションは印刷機の輸出を行っています。
硬貨を作っているのは「造幣局」という機関です。ちなみに、造幣局は他国の硬貨も製造しており、硬貨の偽造防止技術も、同じように世界から認められています。

4.自動販売機に通りにくい千円は不具合だった?

自動販売機に入れた千円札が戻ってくるという経験をしたことがある人は多いでしょう。しかし、何度試しても通らないようであれば、それは不良品の紙幣かもしれません。
実は、流通している千円札の中には、自動販売機やATMなどで使えないものがまざっている可能性があります。2006年5月、国立印刷局滝野川工場で製造された千円札3万9,500枚に、不具合があったことが発覚しました。
ちなみに、自動販売機などで使用できないという不便さはあっても、見た目は変わらず、紙幣としては問題なく使えます。日本銀行での交換も可能です。

5.今使えるもっとも古いお金は大黒像の1円札!

現在発行されている紙幣は千円札、2千円札、5千円札、1万円札の4種類ですが、昔は500円札もありましたし、100円札、50円札、10円札、5円札、1円札までありました。これらのお札を見かけることは少ないですが、実は今でも有効でお金として使うことができます。
そのなかで最も古いのが、明治18年(1885年)に発行が開始された1円札。大黒像が描かれたものです。その次に古いのが、明治22年(1889年)に発行が始まった1円札で、肖像は武内宿禰(たけしうちのすくね)。『日本書紀』や『古事記』に登場する人物です。どちらの紙幣も昭和33年(1958年)に発行停止されていますが、現在も使用できます。
持っている古いお金が今も有効かどうかを知りたい人は、日本銀行のウェブサイトをチェックしてみてください。


日本の紙幣の印刷技術はすごいということがおわかりいただけたのではないでしょうか。いつも使っているお金に対する印象が少し変わるかもしれません。ぜひ周りの人にも、教えてあげてくださいね。

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