みんなどれくらい貯金している?貯蓄額の目標を決めよう

マネープラン

貯蓄をしたほうがいいとわかってはいても、気付いたら「今月も貯金できなかった…」ということを繰り返している人も多いのでは?なかなか人には聞きづらい貯蓄額のこと。年代別の目安をご紹介します。また、どれくらいを目標にすればいいか、どうしたら貯蓄できるか、についても見ていきましょう。

20代、30代の貯蓄額はどれくらい?

年収や家族構成、持家の有無などの条件によって貯蓄額は大きく変わってくるため、ここでは、20代・30代が年収の何割くらいを貯蓄しているのか見ていきましょう。金融広報中央委員会の調査を元に、単身世帯と2人以上の世帯に分けてご紹介します。

年間手取り収入(臨時収入を含む)からの貯蓄割合(金融資産保有世帯)
※平成27年「家計の金融行動に関する世論調査」(金融広報中央委員会)より
貯蓄割合 20歳代 30歳代
単身世帯 2人以上世帯 単身世帯 2人以上世帯
0.5割未満 3.1% 5.7% 3.9% 9.5%
0.5割~1割 7.3% 25.7% 8.5% 18.9%
1割~1.5割 16.8% 22.9% 15.3% 26.4%
1.5割~2割 6.1% 0% 8.2% 7.4%
2割~2.5割 11.8% 5.7% 13.9% 9.1%
2.5割~3割 7.6% 8.6% 3.9% 2%
3割~3.5割 11.8% 5.7% 15.7% 3%
3.5割以上 14.5% 8.6% 16.0% 6.4%
貯蓄なし 21.0% 14.3% 14.6% 11.5%
無回答 0% 2.9% 0% 5.7%
【20代単身者】貯蓄なし層から3.5割以上の層まで幅広く分布
貯蓄できていない層が最も多く、21%という結果でした。年収の1割~1.5割を貯蓄しているという層も多く、全体の約17%となっています。3.5割以上貯蓄している層も15%弱にのぼります。単身者の貯蓄割合は広く分布しており、お金の自由度が高いことが伺えますね。
【20代2人以上世帯】貯蓄なしの世帯が減少
一番多いのが0.5割~1割の層で約26%、次いで1割~1.5割が約23%です。20代単身者と比べると、高貯蓄率世帯の割合が少ないですが、貯蓄なしの層は単身者の方が多く、貯蓄をしている割合そのものは2人以上世帯の方が高くなります。
【30代単身者】20代単身者に比べて大きな変化なし
こちらは、20代単身者と比べ大きな変化がないように見えます。ただし、貯蓄をしていない層の割合は比較的少ないです。30代になると働いた期間が長くなる分、貯蓄をする余裕ができるケースも多いのでしょう。
【30代2人以上世帯】ライフイベントの影響かやや貯蓄割合が減る
30代2人以上世帯の場合、一般的には子育てがはじまる、マイホームを購入するなど大きなライフイベントが増えます。それらを反映してか、20代2人以上世帯に比べて貯蓄率0.5割未満の世帯の割合が多く、2.5割以上の高貯蓄率世帯の割合が少ないです。しかし、貯蓄なしの世帯も少ないですね。額は少なくとも貯蓄をしていこうとする傾向が見えてきます。

年齢層や家族構成によって、貯蓄割合が変わってくることがわかりました。では、貯蓄目標はどのくらいに設定すべきなのでしょうか?

まずは収入の5%の貯蓄からはじめよう

目安としては、「年収の1.5割~2割程度を貯蓄しよう」と一般的によくいわれます。しかし、データではそれ以下の貯蓄率の世帯や、貯蓄なし世帯も少なからず存在しました。現状で貯蓄が全くできていない場合、まずは0.5割貯めることからはじめることをオススメします。慣れたら1割、1.5割と増やして、最終的には2割まで持っていくことを目標にしましょう。

年単位で支出を把握して
ここで注意すべきは、支出を年単位で把握することです。旅行、車検、帰省費用など、年間のうち支出の多い月がありますよね。支出が少ない月は少し多めに、支出が多い月は少なめに、メリハリをつけて貯蓄することが大切です。

お金の棚卸しで「無駄な支出」をチェックしよう

「毎月ギリギリで、0.5割でも貯蓄は無理!」という人は、支出の棚卸しをしてみましょう。まずは今月の支出を洗い出してみます。全部思い出せましたか?もし思い出せない支出があったなら狙い目。多くの場合、なんとなく購入してしまったものは思い出せないからです。

「なんとなく」の出費を減らそう
使途不明金があった場合は、毎日財布の中身をチェックして何に使ったか確認する、レシートを保管しておくなどして支出を特定させましょう。その支出はきっと減らせる出費のはずです。例えば、コンビニに寄ってついつい購入してしまったお菓子や、習慣で買い続けている雑誌などありませんか?まずは「なんとなく」の出費を減らします。プリペイドカードを利用して、今月使う分だけをチャージするというのもひとつの手です。
固定費が減れば長期的に効果大
固定費の見直しも有効です。利用していない、もしくはさほど必要ないのに払い続けている年会費や月額使用料、携帯料金や保険料などはないでしょうか。継続的に支出を減らせる可能性があるので、一度時間を作って見直してみてくださいね。

結果的に節約に至らなかったとしても、見直しによって支出の意義が確認できれば十分です。見直しの目的は、無駄に払っているお金なのか、そうでないのかを見極めることだと思ってください。また、貯蓄データを見て「ほかの人より貯蓄ができていない」という人も焦る必要はありません。まずは自分のできることからはじめましょう。

参考:
  • 知るぽると(金融広報中央委員会)|家計の金融行動に関する世論調査
  • 本ページの内容は掲載時点での情報です。

ライター紹介

横山晴美
企業に所属せず、中立・公平の立場で活動する住宅系ファイナンシャルプランナー。新規購入・リフォーム・二世帯住宅を問わず、家に関することなら購入額から返済計画まで幅広く対応。また、住宅購入は家計・教育費・老後資金・相続など多くの視点が必要なため、ライフプランを見据えた相談を行う。
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