なんでこれタダなの?無料サービスの仕組み5選

マネープラン

人は“おトク”という言葉についつられ、“タダ”と言われるともっと飛びつきたくなるものです。しかし、「どうして無料なのにここまでできるの?」と気になるものもあるでしょう。そんな無料サービスの仕組みをいくつかご紹介します。

LINE、Skypeなどの無料通話サービス

LINEやSkypeは、相手もアプリを利用していてお互いのIDを知っていれば、チャットだけでなく無料で通話もできるサービス。通信料は安くても通話料は高くなりがちな格安SIMカードの利用者にも便利なサービスです。
これらのサービスが無料の理由は、普通の電話回線ではなく、インターネット回線を使って接続するからです。そのため、通話料はかかりませんが、パケット通信費は発生しています。しかし、利用者のほとんどはパケット定額プランに入っているため、負担感がないのです。
ただし、LINEにはスタンプなどのコンテンツ、Skypeには固定電話や携帯電話への通話など、有料サービスもあるので注意しましょう。

元々軍事用だったGPS

カーナビゲーションシステムや携帯電話などに使われるGPSは、人工衛星を使って地球上の現在位置を割り出すシステムのことです。グローバル・ポジショニング・システム(Global Positioning System)の略で、日本語では「全地球測位システム」。もともとはアメリカで軍事目的のために開発され、今では民間にも無料で提供されています。
アメリカはなぜ無償で開放しているのでしょうか?GPSは、航空や船舶などをはじめ、世界中のさまざまな分野で活用され、運用元であるアメリカに大きな国益をもたらしているからです。
現在では、GPSを利用した便利なサービスがたくさんあります。しかし、第三者に位置情報を知られてしまう可能性もあるので、使用には注意が必要です。

公衆のWiFiスポット

無料WiFi(無線LAN)は、街なかでスマートフォンやパソコンなどの通信機器から無料でインターネットに接続できるサービス。外出先で気軽に利用でき、パケット通信費も節約できるので便利ですよね。一部のコンビニや飲食店などでは、「お客様により便利に店内を利用していただく」という理由から、WiFiが無料で提供されています(その代わり、接続時間が限定されていたり特定サービスが利用できなかったりと制限がある場合も)。
しかし、無料WiFiの中にはセキュリティ上、危険なものもあります。「暗号化されていないWiFi」を利用すると、悪意のあるハッカーに個人情報を盗み見られることも。また、無料WiFiを提供する会社が、ユーザーの利用履歴やIDなどを不適切に利用していた、という事件もありました。公衆の無料WiFiを使う際は、十分に注意しましょう。

無料で閲覧できる動画や電子書籍

YouTubeでアーティストの公式MV(ミュージックビデオ)を無料で視聴できたり、電子コミックサイトでお金を払わずに漫画をまるまる1冊読めたりしますよね。無料でコンテンツを閲覧できる理由としては、以下のようなものがあります。

  • ファンを増やす、または既存のファンに喜んでもらう
  • リピーターの増加(第1巻を無料で提供し、続きの購入を促す)
  • 広告収入を得る

しかし、無料コンテンツのなかには違法のものがあることも。知らないまま法律に違反しないよう、提供元をしっかりと確認しましょう。
また、「青空文庫」のように、著作権が消滅した文学作品などを電子化して提供するウェブサイトもあります。著作権の保護期間は、著作者の死後50年までが原則です。それ以上経過した作品は、合法で公開したり閲覧したりすることができます。

転職エージェント

無料の転職エージェントは、転職を希望する人の支援サービスをすべて無料で提供しています。サービス内容は、転職したい人の希望や経験に合った仕事の紹介、面接日時の設定、面接対策のアドバイスなど。
こういったサービスが無料で成り立っているのは、企業側からの収入があるからです。企業は必要な人材を転職エージェントから紹介してもらい、採用が決まれば報酬を払います。ちなみに、結婚式場紹介サービスもこのビジネスモデルです。
転職エージェントは、転職を成功させることが第一優先となるので、希望する条件の求人を紹介してくれるとは限りません。面接に進めそうにない企業ははじめから排除し、可能性のありそうな先だけ紹介される、ということもありえるのです。また、担当者との相性のよしあしもあるので、複数のエージェントに登録するとよいでしょう。


無料サービスは便利ですが、利用には気をつける点もあります。「タダより高いものはない」ともいいますし、無料の理由やリスクがないかどうかを調べてから使いましょう。

  • 本ページの内容は掲載時点での情報です。