いつから塾に通わせる?子どもの塾費用総ざらい

マネープラン

親になると、気になるのは子どもの教育費です。最近は塾通いの低年齢化が進んでおり、学校外における教育費の負担が重くなる傾向にあります。塾の費用が高額で家計が苦しい、という話もよく聞きますが、せっかくはじめたならきちんと通わせたいですし、子どもがやる気を出した後に辞めさせるのは難しいですよね。塾費用の目安や注意点を知り、塾通いのプランをしっかりと考えておきましょう。

中学3年生の約65%が進学塾に通う

塾通いの低年齢化はどの程度進んでいるのでしょうか。文部科学省の「子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告(2008年)」によれば、小学4年生で学習塾や予備校へ通う子どもは26.2%です。その後学年が上がるごとに上昇し、ピークの中学3年生では65.2%にまで上昇します。小中高別で見ると中学生が最も多く、中学生は平均で53.5%が通塾しています。

いつから塾に通わせている?
小学生の習い事は減少傾向にあり、代わりに伸びているのが学習塾の利用です。習い事から通塾へとシフトチェンジが進んでいるようですが、近年は通信添削の学習者数も伸びています。通信添削の利用者は2割弱ですが、小学校低学年から中学校まで平均的に利用されており、根強い支持があるようです。また、家庭教師は割合こそ少ないものの、中学生になると利用者が多くなります。各家庭のニーズに合わせ様々な選択をしていることが見て取れますね。

塾の費用の目安は?

塾の費用は地域や指導方法により異なるため一概にいえませんし、志望校によってかかる費用にも差が出ます。しかし、ある程度の目安を推し量ることは可能です。「首都圏で講師が教室で授業を行う」という形式で、塾費用の相場を見てみましょう。

小学生
4、5年生は年間40万円~50万円前後、中学受験前の小学6年生になると年間80万円程度。ただし、公立中学、私立中学、中高一貫など、目指す進路によって価格の幅があります。
中学生
中学1、2年生の間は年間40万前後、中学3年生で年間80万程度。
高校生
どの科目を選択するかにより異なりますが、仮に6科目選択したとして、50~60万前後。科目を絞れば40万円程度まで圧縮できることも。こちらは年ではなく科目ごとの目安となります。

小中学生については、受験直前の小学6年生と中学3年生は週5日通塾、そのほかの学年は週3日程度通うと想定しています。高校生については学年では区別していません。
費用に含まれるのは入塾金、テキスト代、授業料のみです。小学6年生と中学3年生は各80万円程度としていますが、夏期講習、冬期講習などの特別授業も利用すると、100万円を超えると考えていいでしょう。

想像以上にかさむ!?塾のお金にまつわる注意点

夏期講習や冬期講習は受けさせるつもりはないから大丈夫…そう思っていても、特別授業がカリキュラムに組み込まれていたり、受講しないと授業についていけなかったりするので、申し込まざるを得ないというケースもあるようです。また、特別合宿に参加する場合は宿泊費もかかるので高額になりがちといえます。
費用を抑えるためには、当初から目的に合った塾を選ぶことも重要です。学習習慣をつけさせるために小学校から塾に通わせている場合、周りの影響で本人が中学受験を希望することも。また入塾後、方針の違いに気づいて塾を変えると、入塾料やテキスト代など出費に無駄が出てしまいます。

ゴールまでの総額を見極めよう
基本的には、いったんはじめたら目的を達成するまで塾通いは続きます。その間に想定以上の塾費用がかかったり、別の出費が発生して家計が苦しくなったりすることもありえるでしょう。塾費用が家計を圧迫すると、子どもにも不要なプレッシャーを与えてしまうかもしれません。そんな事態を避けるためにも総額のイメージを把握し、最後まで費用を捻出できる見通しを立てて塾通いをはじめさせたいですね。

費用の目安を提示しましたが、最終的にどこまでお金をかけるかどうかは家庭によって異なります。また、費用の「高い、安い」も相対的な価値観です。結果が出れば多少高くついても総合的に安いと判断することもできますし、逆に本人と合ってなければ費用の額に関わらず残念な出費となってしまうかもしれません。通塾開始時期や塾選びは家族で話し合って慎重に決めたいですね。

参考:
  • 文部科学省|子どもの学校外での学習活動に関する実態調査報告(平成20年)
  • 本ページの内容は掲載時点での情報です。

ライター紹介

横山晴美
企業に所属せず、中立・公平の立場で活動する住宅系ファイナンシャルプランナー。新規購入・リフォーム・二世帯住宅を問わず、家に関することなら購入額から返済計画まで幅広く対応。また、住宅購入は家計・教育費・老後資金・相続など多くの視点が必要なため、ライフプランを見据えた相談を行う。
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