だからお金がたまらない?お金にまつわるありがちNG行動5

マネープラン

贅沢しているつもりはないのに、なぜかお金が貯まらない。節約やお弁当作りだってそれなりにがんばっているし、何が悪いのかわからない。そんな人は決して少なくありません。世の中には努力しているのに空回りしたり、そもそも努力の方向性が違っていたりすることもあります。そんな残念な状況に陥らないために、お金を貯められない人にありがちなNG行動5つをご紹介します。

ありがち1:あれこれ手を出し中途半端

世間には多くの節約術やお金のハウツー本が存在します。そういった本を購入し実践するもすぐに飽きて終了…。本来、節約術は一定期間継続しないと効果が出にくいもの。せっかくはじめるならば、せめて半年程度は続けてみたいものですね。
この手の行動に陥りがちな人の特徴は、スキルアップという免罪符があるとお金を出してしまいがちな点。資格取得や自分磨きは大事ですが、費用に見合うだけの「見返り」があるか、また、きちんと続けられるのかどうかも重要です。お財布を開く前に一度立ち止まって考える習慣を持ちましょう。

ありがち2:お金の現状把握ができていない

お金の現状把握とは収支の流れを見通すことです。いくら収入があり、いくら支出しているのか。現金残高は毎月どのくらい増減があって、現在の残高はいくらか。こういったお金の流れをキャッシュフローといい、企業では資金繰りにあたる重要なものです。
毎月の収支を知ることはもちろんですが、今使える現金残高を把握しておくことも非常に大事です。例えば店の経営の場合、利益が出ていたとしても、月末に支払い期日が集中したり大量発注をしたりすると、一時的に現金が不足することがあるでしょう。
家計も同じで、一見収支がプラスでも、給料日前にクレジットカードの支払いや臨時の出費があると、家計が回らなくなってしまいますよね。現金が不足すると、定期を解約する、キャッシングサービスを利用するなど苦しい選択肢を迫られることも。大体でも構わないので、1ヶ月のお金の流れを意識して「常に現金不足にならない」状態を心がけましょう。

ありがち3:我慢しすぎでストレスを抱えてしまう

我慢がNG、というのは意外かもしれませんが、ストレスは節約の大敵です。食費や光熱費を切り詰めて、数千円の節約をしたけれど、ストレス解消のために外食してしまって台無し…という話もよく聞きます。外食するために節約をするのはOKですが、節約しすぎたストレスで外食するのでは意味がありません。やみくもにすべてを減らそうとすると生活全般が窮屈になってしまうため、まずは節約できそうな項目を選ぶことからはじめましょう。
この出費を減らそう、と決めたら最初は「10%カット」を目標にしてはいかがでしょうか。それでも厳しければ、5%カットでも構いません。無理のない範囲で節約を習慣化すれば、ストレスを感じることなく続けられます。

ありがち4:視野が狭い

視野が狭いという人は2種類に分かれます。目先のことしか考えず、お金をあるだけ使ってしまうタイプと、ずっと先のことを心配しすぎるタイプです。後者は一見視野が広いように見えますが、将来の不安を一点集中で見ているという意味で視野が狭いといえます。
例えば子どもがまだ小さいのに、将来の大学資金についてとても心配している子育て主婦をイメージしてください。現状は子育て中で働けず、焦りがあるかもしれません。しかし、時期が来れば働くこともできるでしょうし、まだ時間はあるので少しずつでも貯蓄に励めば、問題は回避できるはずです。それなのに将来のことを過度に心配してしまうのは、視野が狭いといえるでしょう。こういったケースは、心配のあまり節約しすぎてしまい、「ありがち3」のパターンに陥る人が多いです。
今しか見えないのも、先のことしか見えないのも、視野が狭いという点では同じといえます。現在と未来をバランス良く見わたせるのが理想ですね。

ありがち5:損得の判断基準が甘い

損得の判断基準とはどういうことでしょう。例えばお金を貯めるために資産運用をするとします。投資先にもよりますが、基本的に、資産運用とは利益を少しずつ積み重ねて最終的に大きな結果を手にするもので、時には損をすることもあるのです。「株を購入し、ちょっと値下がりしたからと慌てて損切り!」ということを繰り返していたら、資産は減る一方かもしれません。最終的なプラスを目標に運用しましょう。
ほかにも、「ポイントをためようとつい必要ないものまで買う」「セールで半額だからと洋服を買ったものの、元の値段が非常に高額」というケースもこれにあたります。ポイントやセールはお金を貯める手段のはずです。ポイントの獲得や安く買うこと自体が目的にならないよう注意しましょう。


すべてのNG行動に共通するのは視野の狭さといえます。なぜかお金が貯まらない、という人は節約の前に長期的な目標設定やライフプランを立ててみてはいかがでしょうか。

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ライター紹介

横山晴美
企業に所属せず、中立・公平の立場で活動する住宅系ファイナンシャルプランナー。新規購入・リフォーム・二世帯住宅を問わず、家に関することなら購入額から返済計画まで幅広く対応。また、住宅購入は家計・教育費・老後資金・相続など多くの視点が必要なため、ライフプランを見据えた相談を行う。
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