ソーシャルゲームはなぜ「基本無料」なの?ちゃんと理解したい「課金」の仕組み

マネープラン

パソコンやスマートフォンなどで遊べるソーシャルゲームは、ほとんどが「基本無料」です。多くのユーザーがゲームを無料で楽しむ一方で、「課金アイテムを購入しすぎてしまった」といった問題も後を絶ちません。そもそも、なぜ「基本無料」でゲームができるのでしょうか?また、どういった点に気をつけて遊べばよいのでしょうか?

ソーシャルゲームの運営費は誰が払ってる?

ソーシャルゲームとは、ソーシャルネットワークサービス(SNS)上で提供されているオンラインゲームのこと。ソーシャルネットワークゲームとも呼ばれます。
SNSをプラットフォーム(基盤)として展開するゲームなので、プレイするにはSNSの会員登録が必要です。日本国内で有名なプラットフォームとしては、mixi(ミクシィ)、GREE(グリー)、Mobage(モバゲー)などがあるでしょう。
ソーシャルゲームでは、SNSでつながっている友だちやゲーム内にいるプレーヤーたちと協力し合ったり、競い合ったりできます。ゲームの種類はさまざまですが、架空の街で自分の分身(アバター)が生活をしたり、植物を育てたりするものも。アイテムを集め、経験値を積みながら、冒険に出かけて敵と戦うタイプのゲームも多くつくられています。
ソーシャルゲームは基本的に無料なので、ほとんどの人は、お金を払わず楽しく遊んでいます。ではゲームを提供する会社は、何で運営費をまかなっているのでしょうか?答えは、一部のユーザーによるアイテムやカード、追加機能などの購入、いわゆる「課金」です。
ソーシャルゲームには開発費、サーバー代、運営費、人件費、マーケティング費用など、多額のお金がかかります。会社側もビジネスですから、純粋に無料でゲームを提供するわけがないですよね。実は、その費用をユーザーが払っているのです。

「課金」の仕組みを知って、お金を使う限度を決めよう

前述したとおり、ソーシャルゲームの提供会社は、ビジネスを成り立たせるため、利益を出そうと試みます。そこで、ユーザーが課金アイテムをどんどん購入したくなるような仕組みを用意しているのです。
まず、ユーザーがゲームを開始します。途中まではスムーズにプレイできるよう設計されているものが多いので、ユーザーはどんどん夢中になるでしょう。しかし、ある程度までゲームが進むとだんだん難しくなり、無料アイテムだけではクリアできなくなります。そこで目に入るのが、強い武器などの有料アイテム。あと少しで敵を倒せる場面ならば、欲しくなってしまうのは当然でしょう。
課金のパターンはほかに、「キャラクター育成の時間を短縮するため、経験値が増えるアイテムを購入する」などがあります。たびたびニュースでも取り上げられてきた、希少アイテムなどが当たる有料くじ「ガチャ」もそのひとつです。
課金アイテムのほとんどは数百円程度と少額なので、つい「大したことない金額」と思いがち。敵を倒したり、珍しいアイテムを入手したりするたびに達成感や満足感も得られるので、少額アイテムの購入を繰り返してしまいます。そして、「大したことない金額」がどんどんふくれあがるのです。
気づいたらとんでもない額のお金を使っていた、とならないために、遊ぶ前に「限度額」を決めておくとよいでしょう。そうすれば、際限なく課金アイテムを購入するのを防げます。なかには借金をしてまでゲームを続け、破産する人もいるので注意が必要です。

「お金」を払っている感覚をしっかり持つこと!

なぜ、課金アイテムに多額のお金をつぎ込んでしまう人が多いのでしょう?前述のとおり、課金が少額というのもありますが、「お金を払っている感覚が薄くなりやすい」というのも大きな理由ではないでしょうか。
店で商品を買えば、実際に品物が手に入ります。しかし、ソーシャルゲームで購入する課金アイテムは、目の前にあるわけでもなく、手で触れることもできない「データ」です。
さらに、購入に必要なアクションは、クリックやタップといった簡単な操作のみ。お金を払っているという実感がわきにくいのも、無理はないかもしれません。
特に子どもであれば、その実感はさらに薄くなる可能性があります。自分の子どもがソーシャルゲームで遊んでいる場合、「どこでどういう課金が発生するのか」を説明しましょう。また、「月にいくらまでなら使ってよいか」を、親子できちんと話し合っておきたいですね。


周りにソーシャルゲームにのめり込んでいる人がいたら、課金アイテムの仕組みを教えてあげましょう。自分が払ったお金がゲーム提供会社の儲けになっていると理解することで、少し冷静になれるかもしれません。課金アイテムの買いすぎやゲームのやりすぎに注意しながら楽しみましょう。

  • 本ページの内容は掲載時点での情報です。