スイミング、ピアノ、英会話、子どもの習い事にはどれくらいの費用がかかるの?

マネープラン

子どもの進級や進学を機に習い事をさせようと夫婦で話し合ったり、子どもから「習い事をはじめたい!」とせがまれたりすることもあるでしょう。好きなだけ学ばせてあげたいのが親心ですが、費用を考えるとそういう訳にはいきません。習い事は意外とお金がかかりますし、子どもが2人以上いる場合はなおさらです。人気の高い習い事は何か、費用や習い事にかける平均額はどのくらいか、チェックしておきましょう。

習い事にどのくらいお金をかけている?

文部科学省の「子供の学習費調査(平成26年度)」では、「学習費総額」として、「学校教育費」「学校給食費」「学校外活動費」とを合わせたものが紹介されています。そのうち、習い事や学習塾代などが含まれるのは「学校外活動費」で、学年別の最多を見ると、公立では中学3年生が約43万5,000円、私立では小学6年生が約74万円です。

幼稚園から中学校までの学校外活動費平均

習い事や塾などの学校外活動費を毎月の平均支出額で見るとどのくらいになるのでしょう。

  • 公立幼稚園:

    6,975円

  • 私立幼稚園:

    1万1,796円

  • 公立小学校:

    1万8,275円

  • 私立小学校:

    5万338円

  • 公立中学校:

    2万6,204円

  • 私立中学校:

    2万6,006円

私立小学校の平均額は公立小学校の約2.8倍にのぼり、また中学校では公・私立間の差は少ないものの、平均額そのものが上昇しています。

支出額の大小は、進学先を公立にするか私立にするかという、子どもの進学環境にも関係してくるようです。また、人口の多い地域ほど習い事などの費用支出が多い傾向にあります。親が「習い事はさせない」という考え方だったとしても、友達の多くが習い事をしていたり、近所に魅力あるスクールが多かったりすれば、ついつい費用が増えてしまうかもしれませんね。

人気の習い事とその費用

次に、幼児から小学生に人気の習い事5つと、毎月の費用を見てみましょう。ここでは教材費や道具の費用を除いた月謝のみ、スクール形式で週1~2回通ったときの目安です。

水泳
7,000円~1万円程度。水着や帽子、ゴーグルなどは一度そろえてしまえば長く使えるので、月謝以外の費用は少ないです。
体操
7,000円程度。こちらも水泳と同じく、その他の経費は少ないです。教室によっては合宿や遠征を行うところもあります。
ピアノ、リトミック
幼児期は5,000円~7,000円程度、小学校に入ると7,000円~1万円程度が目安で、楽譜代も通常生徒が負担します。楽器店が主体の教室と、個人で行う教室があり、費用は楽器店主体の方がやや高めのようです。また楽器店の場合、楽器売り場に併設されていることが多く、環境的に楽器の購入や、買い替えの誘惑が多いといえます。
また、ほとんどの教室では年に1回程度発表会が行われます。参加は強制ではありませんが、出席する場合は参加費と衣装代が発生するので頻度や参加費用をチェックしておきましょう。
英語、英会話
教師が日本人か外国人か、また学ぶレベルによって異なりますが、幼児期は6,000円~9,500円程度と1万円以内に収まることが多いです。そして小学校低学年で8,000円~1万円程度に増加し、小学校中学年から高学年になると月額2万円近くになる教室もあります。小学3年生以降は、英語と慣れ親しむための英会話教室と、文法習得や検定講座など、受験対策を目的とした英語教室に大別され、後者はより費用が高い傾向にあります。
なお、多くの英会話教室では毎月教材費が発生します。特に幼児期は、子どもを飽きさせないために多くの教材を使用することが多いです。費用を比較する際は総額で考えましょう。
幼児教室、学習塾
考える力や学ぶ習慣をつけることを目的とする幼児教室は1科目あたり4,000円~6,000円程度。小学校の中学年までであれば、幼児教室の延長としての教室が多く、費用的にも同水準です。小学4、5年生になると、いわゆる学習塾が多くなり、平均月謝も1~2万円程度に上昇します。

習い事で家計が苦しくならないために

習い事は、当初から取捨選択が大事です。英会話や幼児教室は、はじめは低価格でも、学年が上がるにつれて費用が上昇します。それでも子ども自身が「続けたい」と思っていれば簡単にはやめることもできないでしょう。子どもの可能性を伸ばすためにたくさん習い事をさせたいかもしれませんが、安易に何でも通わせると家計に負担がかかります。特に、兄弟姉妹がいる場合は、下の子も同じくらい費用がかかることを覚悟し、慎重にはじめましょう。


幼少期の習い事は、ある程度親の意思で管理できますが、成長につれて進学状況や周辺環境に左右されやすい費用になってしまうのが「習い事」の怖いところです。進学先の学費を含め、全体の学習費を考慮し、将来に備えましょう。

参考:
  • 文部科学省|平成26年度「子供の学習費調査」の結果について
  • 本ページの内容は2017年2月15日時点での情報です。

ライター紹介

横山晴美
企業に所属せず、中立・公平の立場で活動する住宅系ファイナンシャルプランナー。新規購入・リフォーム・二世帯住宅を問わず、家に関することなら購入額から返済計画まで幅広く対応。また、住宅購入は家計・教育費・老後資金・相続など多くの視点が必要なため、ライフプランを見据えた相談を行う。
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