証券会社選びのポイントって?株を始める前に知っておきたい基礎知識

マネープラン

投資のなかでも特に株式投資はやっている人が多いといわれますが、初心者にとっては右も左もわからないかもしれません。興味はあるものの、どのように最初の一歩を踏み出せばいいのか悩んでしまう人のために、今回は株式投資の始め方についてご紹介します。

株を始める前に知っておきたいこと

株式投資を始める際は、証券会社で口座を開設します。しかし、数ある証券会社のなかからどれを選べばいいのでしょうか?事前にチェックしておきたいポイントや選ぶ際の注意点をご紹介します。

取引ごとにかかる手数料をチェック
株取引では、売買価格に応じた手数料がかかります。売買価格10万円までは手数料無料という証券会社もあれば、1,000円程度が必要になる場合もあるのです。ここで注意したいのは、手数料は売買価格によって異なるという点。ただ安いところを探すのではなく、自分が想定している取引価格帯の最安手数料に注目するといいでしょう。
インターネット証券と総合証券の違いは
手数料を比較すると、総合証券よりもインターネット証券のほうが圧倒的にお得です。しかし、手数料がすべてではありません。総合証券には、営業担当者に投資の相談ができるというメリットがあるのです。電話や店舗窓口で株取引ができるため、初心者にはありがたいですね。もちろん、総合証券の中にはインターネット取引ができる会社もあります。
サイトの使い勝手にも注目しよう
近年、株取引の多くはインターネット上で行えます。その際に重要なのが、取引時に利用するサイトの操作性や、分析ツールの機能性です。分析ツールや投資関連の情報が充実していれば、分析結果や豊富な情報から売買を決定することができます。各サイトの「取引デモ画面」の使い勝手は、事前に確認しましょう。

また、実際の取引でスマートフォンを使う予定であれば、各種サービスや分析ツールがスマートフォンに対応しているかもチェックしておきましょう。

ほかにも、すでに口座を持っているネット銀行に証券口座を開設することで、銀行独自のポイントが加算されたり、銀行口座と証券口座のお金をスムーズに連携できたりといったメリットもあります。

口座開設の流れ
証券会社を決めたら、口座を開設します。ネットで、または書類を取り寄せて手続きをしましょう。開設した口座に投資用の資金を入金すれば、いよいよ取引が開始できます。

なお、株式投資の売却益や配当金には20.315%の税金が課されます。ただし、NISAであれば、毎年120万円までの投資で得た収益が、最長5年間非課税になります。

取引時に注意したい「株価の変動」

初心者は、株価の大きな変動を不安に感じるかもしれません。せっかく買った株の価値が下がってしまうのではないかと、気が気でないでしょう。
そもそも、株価はどうして変動するのでしょうか。それは、需要と供給の関係にあります。人気が高く買いたい人が多ければ値が上がり、人気が落ちて売りたい人が増えれば値が下がるというわけです。

株価が上がるのはどんなとき?

どのようなケースで株価が上がるのか、具体的にみていきましょう。例えば、企業の業績が上がり、想定以上に利益が出ると、これから株価が上がるのではないかと市場から注目されます。また、特定の企業や業種に影響を与える次のようなニュースがきっかけになることもあります。

円高や円安
一般的に、円の価値が上がると海外から商品を安く仕入れることができるので、輸入企業にとって円高は有利にはたらきます。逆に輸出企業にとっては、少ないコストで商品を高く売ることができる円安が有利になります。
国際情勢
国の政策が経済に影響を与えることがあります。たとえば特定の業種を優遇する法令が施行されるといったケースがあります。また、アメリカ大統領選やイギリスのEU離脱などの大きなニュースが世界の株式市場に影響を与えたことは、記憶にも新しいですね。

適切な株取引のためには情報収集が欠かせない

株式投資を始めるにあたっては、日経平均株価や為替についても知っておきましょう。

日経平均株価
私たちが売買できる株は、株式市場に上場している銘柄のみです。そのなかから日本経済新聞社が選んだ225銘柄の平均価格を日経平均株価といいます。銘柄数が限られるため、株価の高い企業の影響が大きくなりやすいですが、特定銘柄の株価と比較するのに有益な指標です。
為替
為替は、円やドル、ユーロといった異なる通貨間の価値を表す指標です。円高や円安による影響は、前述したとおり、企業によって有利不利が変わってきます。例えば、アメリカから原材料を輸入している企業の株は、「ドル高円安」になると値下がりするかもしれないと考えておくといいでしょう。

こういった指標はテレビや新聞、証券会社のサイトで確認できるので、毎日チェックすることをおすすめします。さらに、企業の業績報告や株価、経済ニュースにもアンテナを広げておきましょう。こまめな情報収集によって経済の全体像が見えてくると、業界や景気を見通す力がついてきます。

また、購入を検討している銘柄がある場合は、企業の業績をしっかりとチェックしておきたいところです。企業業績に特化した季刊誌「会社四季報」は書店で購入できます。最初は難しいかもしれませんが、四季報を読み解くことができると、経営に懸念材料がある企業の株を避けたり、将来性のある企業の株を見つけたりできるようになるかもしれません。


株式投資を始める際は、情報収集とともに専門用語を学ぶ必要があります。初心者にとっては大変かもしれませんが、一度覚えた知識は生涯活用できます。まずは最初の一歩を踏み出してみませんか?

  • 本ページの内容は2017年7月21日時点での情報です。
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ライター紹介

横山晴美
企業に所属せず、中立・公平の立場で活動する住宅系ファイナンシャルプランナー。新規購入・リフォーム・二世帯住宅を問わず、家に関することなら購入額から返済計画まで幅広く対応。また、住宅購入は家計・教育費・老後資金・相続など多くの視点が必要なため、ライフプランを見据えた相談を行う。
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