進化を続ける最新ドローン!拡大する活用シーンとは

マネープラン

最近、ドローンに関するニュースや記事を見聞きすることが多くなりました。詳しくは知らないという人も、ドローンを使って空中撮影をした映像を目にしたことはあるかもしれません。今後、災害救助や配送などさまざまな場面での活用が期待されています。今回はドローンの定義や市場規模、具体的な活用事例をご紹介します。

「無人航空機」を意味するドローン

ドローンをひとことで説明すると、「無人航空機」です。航空法(注1)では、以下のように定義されています。
“航空の用に供することができる飛行機、回転翼航空機、滑空機、飛行船その他政令で定める機器であって構造上人が乗ることができないもののうち、遠隔操作又は自動操縦(プログラムにより自動的に操縦を行うことをいう。)により飛行させることができるものをいう。”

サイズは、軍事目的に使われるような大型のものから、中型、個人向けの小型のものまで様々です。ただし、本体とバッテリーの合計重量が200グラム未満のものは、ドローンに分類されません。

今後期待されるドローン活用の場面は?

上空からの撮影のほか、建設現場などの測量、メガソーラーの点検など、現時点でのドローンの活用場面はまだまだ限定的です。しかし、今後は様々な分野に普及していくことが予想されています。期待される用途を、いくつかピックアップしてみましょう。

  • 巡視・点検(河川・ダム、高速道路、橋梁・トンネル、送電線、石油基地、原子力発電所など)
  • 警備・監視(国境、海上、沿岸、交通、イベント、ビル・工場、都市など)
  • 災害対策(洪水・津波、森林火災、火山、地震などの災害地調査)
  • 捜索・救助(海上遭難、山岳遭難)
  • 危険区域作業(原子力発電所、工場、工事現場、災害現場、火災現場など)

これらはほんの一部で、ドローン活用の可能性は多岐にわたります。応用できる分野や用途は、今後増えていくでしょう。

進化するドローン!拡大する市場規模と向上する性能

日経BPクリーンテック研究所(注2)によると、2015年の業務用ドローン市場はおよそ30億円とのことです。2020年には約200億円、2025年には約440億円と規模が拡大していき、2030年には1,000億円を超えると予測しています。

また、2015年の業務用ドローンの販売台数は、約500台でした(注2)。この数字も2020年には約1,500台、2025年には約3,400台と伸びていき、2030年には約8,200台に達する見込みです。

衝突の回避や誤差のない正確な着陸など技術面・リスク面に課題が残り、本格的な導入事例の少ないドローンですが、今後20年ほどで機体の性能が飛躍的に向上すると考えられています。2025年以降には自律飛行の高度化が進み、カメラで周囲の状況を把握しながら飛行できるようになり、事故のリスクも軽減されると見込まれています。

配送やレースにも!はじまっているドローンの活用

様々な場面での活用に向けて世界中で開発とテストが進められていますが、すでにはじまっているドローンの活用事例をいくつかご紹介します。

個人でのホビー利用

ドローンを個人で所有し、ホビー目的で楽しむことができます。価格帯はおよそ2,500円から10万円超で、インターネットや家電量販店で購入可能です。

ただし、ドローンを飛ばす際に人にケガをさせてしまったり、誰かの所有物を壊してしまったりする可能性があります。任意ではありますが、万一に備えて保険に加入しておくといいでしょう。保険料は保険会社やプランによって異なりますが、年間約1万2,000円~3万5,000円程度です。

また、ドローンを飛ばす場所ですが、人口集中地区の上空やイベント会場の上空などは、許可や承認が必要な場合があります。ルールを守って利用しましょう。

ドローン配送を試みるアマゾンと楽天

アマゾンはドローン配送サービスの提供を目指しています。現在はまだテスト段階なので、日本に上陸するかどうかは未定です。

ドローンによる配送サービスの計画は、日本国内でも進められています。楽天は2016年5月に、一般消費者向けのサービス「そら楽」を千葉県のキャメルゴルフリゾートで開始しました。現在はメンテナンス中ですが、ゴルフプレイヤーがコース内から専用のスマートフォンアプリで軽食や飲み物、ゴルフ用品などを注文すると、ドローンがコース内に設置された受け取り所まで届けてくれるサービスとなっています。

ドローンレースの世界大会
自動車やバイクと同じように、ドローンを使ったレースが開催されています。2016年3月にドバイで開催されたドローンレース世界大会「World Drone Prix 2016」は、1億円以上の賞金規模が話題になりました。
LEDを搭載したドローンによる光のショー
ドローンの活躍の場は、エンターテインメントの分野にも広がっています。長崎県佐世保市のテーマパーク・ハウステンボスは、2017年7月22日~8月5日にLED(発光ダイオード)を搭載したドローンによる光のショーを日本で初めて開催しました。約300機のドローンが、夜空を彩ったそうです。このときはパーク内でのショーとして開催されましたが、今後はドローンだけの独立したショーが開催されるかもしれませんね。

ドローンは幅広い分野で活用され始めています。何年後かには、現在では思いもよらない場面でドローンが活躍しているかもしれません。今後のさらなる進化に期待したいですね。

出典:
  • (注1) 国土交通省|無人航空機に係る規制の運用における解釈について
  • (注2) 日経BPクリーンテック研究所|世界ドローン総覧 エグゼクティブサマリー
  • 本ページの内容は2017年9月22日時点での情報です。
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