実は身近なところにも!次世代の技術VRとAR

マネープラン

ニュースなどでよく耳にする、次世代の技術「VR」と「AR」。しかし、言葉としては聞いたことがあっても、両者の違いまではよくわからないという人が多いのではないでしょうか。
実は、VRやARはすでに私たちの身近なところにあり、新しい製品やサービスが続々とリリースされています。そこで今回は、VRとARがどのような技術なのかを解説しながら、具体的な事例、体験できるアイテムなどをご紹介します。

VRとARってどんな技術?

Virtual Reality(バーチャルリアリティ)の略であるVRと、Augmented Reality(オーグメンテッドリアリティ)の略であるAR。この両者の違いは、日本語訳を比べるとわかりやすいかもしれません。
VRは「仮想現実」、ARは「拡張現実」を意味します。まずは第1段階として、VRは仮想の現実、ARは現実を拡張したものと捉えるといいでしょう。

それでは、それぞれの定義をもう少し詳しく見てみます。

VR(Virtual Reality:仮想現実)
人工的に作られた仮想の世界や環境を、まるで現実のように感じることができる技術の総称です。ARと大きく異なるのは、仮想空間のなかでユーザーが行動し、体験できる点です。例えば、ヘッドセットを装着して、現実にはない空想の世界でプレイできるゲームなどはVRにあたります。
AR(Augmented Reality:拡張現実)
現実世界に何らかの情報を加えて拡張する技術です。VRは仮想空間に入り込んだ感覚があるのに対し、ARはあくまでも目の前にある現実世界がベースになります。ARの例としては、目で見ている実世界の映像に、その場には存在しないCG(架空の人物やモンスターなど)を重ねて表示する手法が挙げられます。

VRとARの事例

VRとARの技術を取り入れたサービスを、具体的な事例で見てみましょう。

VRの事例1:FIRST AIRLINES
東京・池袋にある、地上にいながら空の旅を味わえる世界初のバーチャル航空施設です。選べる行き先は、ハワイ、パリ、ローマ、ニューヨークの4カ所。本物の航空機に使われていた座席で離陸体験をした後、VRデバイスを使った現地でのアクティビティを通して、海外旅行を疑似体験できます。
VRの事例2:機動戦士ガンダム 戦場の絆
バンダイナムコエンターテインメントのアーケードゲームです。プレイヤーはコックピット型の筐体(きょうたい)に乗り込み、モビルスーツ(人型のロボット兵器)のパイロットになりきって敵と戦います。内部がドーム型のスクリーンになっているため、臨場感あふれる戦闘が楽しめます。
ARの事例1:IKEAカタログ
家具量販店イケアが提供する「IKEAカタログ」アプリでは、3D機能によって、カタログに掲載されている家具を自分の部屋に置いた様子を確認できます。つまり、AR技術によって、スマートフォンの画面に映し出された室内に、家具の3D画像を重ねているのです。購入前に具体的なコーディネートを確認することで、「部屋に置いてみたらイメージと違った」という失敗を防げるかもしれません。
ARの事例2:ポケモンGO
2016年に世界中で大ヒットしたゲームアプリで、利用したことがある人も多いでしょう。プレイヤーは街を歩いたり特定の場所に行ったりしながらモンスターを捕まえていきます。AR技術と位置情報を組み合わせており、スマートフォンの画面に表示される目の前の風景にモンスターが現れます。

VRを体験できるアイテムも次々と登場

VRを体験するには、VRゴーグル(VRヘッドセット)が必要です。数多くの種類があり、製品によって価格帯が異なります。VRで重要なのは、入り込んだ仮想の世界や、その世界での体験がどれだけリアルに感じられるかということです。低価格帯のアイテムでもVR体験を楽しめますが、高価格帯のアイテムであればより没入感が高まります。

  • 低価格帯:1,200~3,000円程度
    スマートフォンと組み合わせて使うVRゴーグルで、双眼鏡のように手で持ってのぞき込むタイプと、ヘッドバンドで頭に装着できるタイプがあります。この価格帯で知られているのがハコスコの製品で、ダンボール製は1,200~1,500円、プラスチック製は3,000円から購入できます。
  • 中価格帯:10,000~40,000円未満
    サムスン電子のGalaxy Gear VRや、HTCのLINKなどが有名です。どちらも頭に装着するタイプで、Galaxy Gear VRはスマートフォンのGalaxy 、LINKはHTCのスマートフォンと組み合わせて使います。
  • 高価格帯:40,000円以上
    ソニーのPlayStation VRやHTCのVIVEなどがあります。PlayStation VRはPlayStation 4の周辺機器で、ゲームを臨場感たっぷりに楽しむことができます。VIVEの利用には高性能のパソコンが必要です。

また、HTCはVIVEと連携させて使うVIVEトラッカーをラインナップしています。これは、野球のバットや楽器といった現実世界の物体に取り付けると、それを仮想空間に取り込めるというアイテムです。このように、VR体験をさらにリアルにするアイテムも誕生しています。


VRやAR関連の製品は、続々と登場しています。ARは「ポケモンGO」でなじみがあるけれど、VRは未体験という人も多いでしょう。まずは、手軽に購入できるリーズナブルなアイテムで仮想現実の世界に触れてみてはいかがでしょうか。

  • 本ページの内容は2017年12月1日時点での情報です。
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ライター紹介

横山晴美
企業に所属せず、中立・公平の立場で活動する住宅系ファイナンシャルプランナー。新規購入・リフォーム・二世帯住宅を問わず、家に関することなら購入額から返済計画まで幅広く対応。また、住宅購入は家計・教育費・老後資金・相続など多くの視点が必要なため、ライフプランを見据えた相談を行う。
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