【夏のボーナス調査】結婚や貯金額から見る、ボーナスの使い方

リサーチ

早いもので夏も後半戦。今年の夏のボーナス、みなさんはどう使いましたか?
今回は、20代~30代の正社員の方を対象に、夏のボーナスについてのアンケートを実施しました。支給額や使いみち、現在の貯金額や結婚前後での使い方の変化など、なかなか人には聞きづらいボーナス事情をご紹介します。

夏のボーナス、いくらもらった?

なんといっても気になるのは支給額。まずは全体の支給額(額面)の違いを年代別・男女別に見てみましょう。

1.世代別ボーナス支給額 項目 ~10万円未満 10万~30万円未満 30万~50万円未満 50万~70万円未満 70万~90万円未満 90万~120万円未満 120万~150万円未満 150万~200万円未満 200万円以上 全体平均 1位 30万~50万円 30.6% 2位 10万~30万円 22.6% 20代 男女とも4割以上が30万円以下 30代 男性の28.7%、女性の37.3%が30万~50万円 男性の2割、女性の1割が90万円以上

全体のボリュームゾーンは30万~50万円、次いで10万~30万円という結果に。年代別に見ると、20代は30万円以下が40%を超えていることがわかります。10万円以下という人も10%ほど。しかし、30代になると支給額が一気に上がり、30万~50万円と回答した人が最も多くなります。90万円以上支給された人は男性で20%、女性で10%となりました。
ボーナス額は、やはり年齢・社歴とともに上がっていくようです。その一方で、支給額にバラつきもあるようで、特に30代男性にはその傾向がうかがえます。
ちなみに、新社会人を対象に行ったアンケートを見ると、「一年目のボーナスとしてもらえるならいくらが理想?」との質問に、約半数の人が「50~100万円未満」と回答しています。現実はなかなか厳しいようですね。

参考:2015年度新社会人のお金に関する意識調査

世代別の使いみちを大公開!

月々のお給料とは違った喜びがあるボーナスは、あれこれ使いみちを考えるだけでも楽しいですよね。ところが、世代別アンケートを見ると意外な結果がわかりました。20代・30代(未婚者)の回答を見てみましょう。

2.世代別ボーナスの使いみち 項目 預貯金 投資・資産運用 ローンの返済 生活費の補てん 子どもの教育費 物品の購入 旅行等のレジャー その他 20代は貯金に50%以上 20代、30代(未婚)男性は投資・資産運用に10%以上 20代、30代(未婚)女性は旅行等のレジャーに10%以上

アンケート結果によると、20代でもボーナスの50%以上を貯金に回しているということがわかります。男女で比較すると、男性は投資・資産運用に回す割合が10%以上であるのに対し、女性は3%~6%と低い傾向にあります。一方で、旅行等のレジャーに使う割合は女性の方が12%~13%と高く、男性は5%強という結果に。

3.ボーナスを全額貯金する割合(20代未婚男女) 男性 20% 女性 21%

20代未婚男女のうち、「ボーナスを全額貯金する」と答えた人は全体の20%。支給額や年齢に関係なく、貯金に回す人が一定層いるようです。
「ボーナスを全額貯金する」と答えた人に理由を聞いてみたところ、「将来のため」「老後のため」と答えた人が大多数を占めていました。具体的な目的というよりも、将来への漠然とした不安に対する備えとして貯蓄をしているようです。

やっぱり結婚するとボーナスの使い方は変わるの?

自分のためにお金を使うことができる独身時代。「結婚すると自由にほしいものが買えなくなりそう……」そんなイメージを抱く人もいるかもしれません。実際に結婚前と結婚後でボーナスの使い方は変わるのでしょうか?

4.結婚してボーナスの使い方は変わった? 変わった 58% 変わってない 42%

「結婚してボーナスの使い方は変わった?」という質問に対し、既婚者の60%近くが「使い方が変わった」と回答。理由を見ると、「家族や将来のための貯金をするようになった」と答えた人が40%以上。
さらに、使い方が変わったタイミングを見ると、「結婚したとき」が約半数の56%、「子どもが生まれたとき」が25%という結果になりました。やはり結婚や家族が増えたことを機に、お金に対する意識とボーナスの使い方が変わるようです。特に男性は、「自由に使えるお金が減った」と強く感じる傾向にありました。

これを踏まえて、「30代既婚・子どもあり」の男女のボーナスの使いみちを見てみましょう。男性の場合、16%のローンの返済をはじめ、生活費の補てんに13%、子どもの教育費に6%となっており、全体の35%程度が必要経費に使われていることがわかります。一方、女性はボーナスの70%以上を貯金に回しているという結果に。男性は「日々の生活への支出」、女性は「将来を見すえた蓄え」という役割分担が、共働き夫婦にとっての暗黙のルールなのかもしれませんね。

5.子どもがいる場合のボーナスの使い道 項目 預貯金 投資・資産運用 ローンの返済 生活費の補てん 子どもの教育費 物品の購入 旅行等のレジャー その他 30代既婚(子どもあり) 男性はローンの返済に16%、女性は貯金に73%

なかなか聞けない!みんなの貯金額

これまでの結果を見ると、年齢にかかわらず、ボーナスを貯金に回している人が意外にも多いことがわかりました。そこで気になるのがみんなの貯金額。実際のところ、どれくらい貯めているのでしょう。

6.みんなの貯金額、いくら? 貯金額 20代 男性 平均250万円 最高額2,000万円 女性 平均200万円 最高額2,000万円 30代未婚 男性 平均400万円 最高額2,000万円 女性 平均500万円 最高額2,500万円 30代既婚(子どもなし) 男性 平均600万円 最高額3,000万円 女性 平均800万円 最高額2,500万円 30代既婚(子どもあり) 男性 平均300万円 最高額7,000万円 女性 平均700万円 最高額5,000万円

20代男性の平均貯金額は250万円、女性は200万円と、大きな差はないことがわかりました。そして、30代になると女性の貯金額が一気に多くなります。これは、未婚・既婚によって開きがあるようです。
ちなみに、アンケート回答者の最高金額は30代男性の既婚・子どもありの人で7,000万円!日本人は、未婚・既婚にかかわらず、安定志向で「まずは貯蓄」という考えがあるのかもしれません。

7.将来の備えは十分ですか? もっと備えが必要 84% わからない 9% 十分に備えられている 7%

また、「将来への備えは十分ですか?」という質問には、全体を通して80%以上が「もっと備えが必要」と回答しました。一方、「十分に備えられている」と回答した人の半分は、1,000万円以上の貯蓄保有者という結果になりました。ところが、貯蓄額1,000万円以上の人だけを見ても、その82%が「将来の蓄えは不十分」と感じているようです。

日々の積み重ねが大事!1,000万円貯めている人のマネー術

30代で1,000万円以上貯蓄している人は、日々どのようにお金と向き合っているのでしょうか。ボーナスの使い方に特徴はあるのか?そのマネー術を探ってみましょう!

1,000万円を貯めている人のマネー術
  • とにかく日々節約!
  • 自動引落や給与天引きなどを使って、意識しなくてもお金を貯められるようにしている。
  • 節約ばかりではストレスがたまるので、メリハリをつけたお金の使い方をしている。
  • 投資や運用に対する意識を高める。
  • 家計簿をつける。

こうして見ると、決して特別なことではなく、日々の積み重ねが大切であることがわかります。なかでも、すぐにはじめられる「家計簿」は、20代でしっかり貯めている人のほとんどがつけているようです。

続いて、 1,000万円以上貯蓄している人のボーナスの使い方を見ると、全体の80%弱を貯蓄や投資・資産運用に回していることがわかります。これは、全体平均よりも10%も多い傾向になります。

8.1,000万円以上貯金している人のボーナスの使い方 項目 預貯金 投資・資産運用 ローンの返済 生活費の補てん 子どもの教育費 物品の購入 旅行等のレジャー その他 預貯金 66% 投資・資産運用 10%

これを踏まえ、思うように貯金ができない人の「やっておけばよかった」という失敗談を見てみましょう。

貯められていない人の「あぁ、これやっとけばよかった」失敗談
  • 貯蓄額をもう少し増やしてからマンションを買えばよかった。
  • もっとよく考えてから不動産投資をやればよかった。
  • ただ貯金するのではなく、金額や目的を決めておけばよかった。
  • 独身時代に貯めておけばよかった。
  • 株価や目先の利益にとらわれず、長期的な資産運用を続けるべきだった。
  • ボーナスの使い方をもっと考えておけばよかった。
  • 昔はあるだけ使っていたので、若いうちから貯金しておけばよかった。

貯金できている人とそうではない人を比較すると、お金に対する意識そのものに大きな違いがあることがわかります。当たり前のことですが、日々の節約と家計簿などによってお金を可視化することは基本。使うところは使う、締めるところは締めるというバランスを身につけ、お金と上手に付き合えるようになりたいものです。

実は、みんな日々のやり繰りを考えている

最後に、お金に対する意識を見ていきましょう。

9.みんなのお金への意識は? 項目 計画的に貯金できている 日々のやりくりは意識している パートナーに任せている 計画性なく使ってしまう 全体平均は「やりくりは考える」が43% 1,000万円以上貯めている人は「計画的に貯金できている」が70%

「計画的に預貯金や資産運用ができている」と答えた人と「日々のやりくりは考えるが、将来的なことまで考えられていない」と答えた人が、ほぼ同数の40%程度になりました。日常生活におけるお金の使い方について、大半の人が計画性を持っていることがわかります。それに対し、「計画性なくお金を使ってしまう」と答えた人は全体の約10%程度。
また、1,000万円貯めている人のうち70%が「計画的に貯金できている」と自信を持って答えているのも印象的です。


子どもの教育費や定年後の生活費など、ライフステージによって必要なお金は変わります。夏のボーナスを機に、賢いお金の使い方や投資の勉強などをはじめてみてはいかがでしょう。

調査概要
  • 調査対象者:大学・大学院卒で正社員として働いている20代・30代男女
  • 有効回答数:500名(男性:50.0%、女性:50.0%)
  • 調査実施時期:2015年7月
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