当社は、従業員一人ひとりが心身ともに健康な状態で、安心して活き活きと働き続けることが重要であると考え、健康経営の考え方に基づき、従業員の健康保持・増進に戦略的に取り組み、仕事と生活を両立できる働き方と働きやすい職場環境の実現を目指しています。
従業員は、自ら主体的にワーク・ライフ・バランスに取り組み、「やりがい」「充実感」を持ちながら働き、心身ともに豊かな生活を送ることを目指し、会社は、働き方改革の取り組みや健康保険組合とのコラボヘルスの強化により、従業員の健康保持・増進を支援し、風通しの良い働きやすい職場環境の実現を目指すことを基本方針とし、これを推進していくための体制として健康経営推進委員会を設置しています。
※ 健康経営推進の基本方針と体制図の詳細についてはこちらをご覧ください。

健康保持・増進に向けた取り組み
従業員一人ひとりが心身ともに健康な状態で、安心して活き活きと働き続けることが、会社にとって重要であるとの認識のもと、「労働環境の質的向上」を目指します。
ジャックス ワーク・ライフ・バランスプロモーション(JWP)
これまでの働き方を見直し、仕事と生活をより一層充実させていくことを目的とした取り組みを行ってまいります。
取り組み内容
- 「ノー残業デー月3日以上」・「プレミアムウィークデー月1日※」の実施
※ジャックス版プレミアムフライデー - 「有給休暇年間付与日数に対して60%以上」の取得
- 「超過勤務時間(所定外労働時間)を月30時間以内」へ抑制
取り組み結果
- 「ノー残業デー月3日以上」・「プレミアムウィークデー月1日」の実施
2021年度 2020年度 2019年度 実施率 99.1% 98.4% 98.8% - 「有給休暇年間付与日数に対して60%以上」の取得
2021年度 2020年度 2019年度 実施率 74.9% 65.9%※ 67.4%
※2020年度有給休暇平均取得率は、参考実績となります。 - 「超過勤務時間(所定外労働時間)を月30時間以内」へ抑制
2021年度 2020年度 2019年度 超過勤務時間平均 12.9時間 13.1時間 15.6時間
ジャックスグループライフケアポイント(JLP)
ジャックス健康保険組合と協働で実施し、様々な施策や企画と連動させ、社員が自主的に健康の保持・増進や自己啓発・研鑽に取り組める環境を醸成します。
主な取り組み内容
- ノー残業デー月5日以上実施
- 有給休暇7割取得
- 献血参加(年1回)
- 通信教育受講修了者への補助
2021年度の取り組み結果
下記の取り組みをした社員へポイントを付与しました。
- ノー残業デー月5日以上実施
- 有給休暇7割取得
- 献血参加(年1回)
- 通信教育受講修了者への補助
運動習慣・生活習慣病の予防
従業員の生活習慣病を予防するため、自主的に健康管理に取り組める環境づくりの一環として「健康管理アプリ」を通して健康情報関連の記事の提供を行っています。また、運動習慣を定着するため半期毎にグループ参加型の「ウォーキングイベント」を開催しています。
イベント期間中に歩いた合計歩数が上位だったグループには、JLPポイントを付与する等の特典を付け、参加率の向上を図っています。
ウォーキングイベント参加者数
2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | |
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参加者数 | 1,076名 | 445名※ | 1,062名 |
※ 2020年度は、新型コロナウィルス感染症対策により、イベント開催回数を減らして実施しました。
ワーク・エンゲージメント 「働きがい調査」
「仕事に誇りややりがいを感じている(熱意)」、「仕事から活力を得ていきいきとしている(活力)」、「仕事に熱心に取り組んでいる(没頭)」の3つの要素をもとに「働きがい調査」を行い、従業員の職務への満足感が高まるよう取り組みを実施しています。
働きがい調査(17項目)
全従業員平均 | 3.1点 |
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※ 17項目に対する7段階評価(0点=全くない ~ 6点=いつも感じる)の全従業員平均
プレゼンティーズム調査
プレゼンティーズムとは、「健康問題が理由で生産性が低下している状態」のことを意味します。従業員のパフォーマンス向上を目指し、生産性低下の要因を社内アンケートにより調査し、職場環境の改善に活かしています。
生産性低下に影響がある健康上の理由

定期健康診断・生活習慣病検診・再検査等の完全実施・管理の強化
従業員一人ひとりが自身の健康状態を良好に保つために必要な取り組みであり、通達やメール等で定期的に報知・啓蒙を行います。
2020年度からは健診システムを導入し、健診データの管理強化による、再検査・要精密検査対象者への受診勧奨等の早期対応を実施し、重症化を予防しました。
定期健康診断(生活習慣病検診含む)実施率
2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | |
---|---|---|---|
実施率 | 100.0% | 100.0% | 99.8% |
※ 実質数値
二次検査実施率
2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | |
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実施率 | 99.5% | 100.0% | 99.8% |
問診票による睡眠調査
熟睡できている | 67.8% |
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特定保健指導の強化
特定健診の結果から、生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善により、高い予防効果が期待できる従業員に対し、専門スタッフ(保健師・管理栄養士など)が生活習慣を見直すサポートを実施しています。
特定保健指導終了率
2021年度 | 2020年度 | |
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終了率 | 86.8% | 82.3% |
メンタルヘルス支援の取り組み
ストレスチェック
メンタルヘルス不調を未然に防止し、ストレスの原因となる職場環境の改善を目的に、労働安全衛生法に基づいた『ストレスチェック』を実施しています。
ストレスチェック実施率
2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | |
---|---|---|---|
実施率 | 99.8% | 99.8% | 98.1% |
ストレスチェック結果
2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | |
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総合健康リスク | 100 | 102 | 96 |
※ 「総合健康リスク」とは、「仕事の量的負担、コントロール」および「上司の支援、同僚の支援」の判定図から総合的に判断して、「全国平均を100」と比較して数値として算出しています。
ジャックス健康ダイヤル
会社・労働組合・健康保険組合共同で、従業員向けの社外相談窓口を設置しています。
経験豊かな相談スタッフが健康・医療・介護・育児・セカンドオピニオン・メンタルヘルスなどの相談に対応し、医療機関情報等の提供も行っています。
また、海外駐在員向けに対しては「24時間海外医療相談サービス」を導入しています。
各種相談対応(メンタル不調者、高ストレス判定者等)
従業員個人や各部署から、就労の継続に不可欠な健康面に関する各種相談があった際に、健康経営推進室にて専門家の協力を仰ぎながら、セルフケアのマニュアルを作成し、休職から復職まですべてに対応しています。
職場環境改善への取り組み
職場環境の実態把握
職場環境の実態や従業員一人ひとりの状況(キャリア・ライフプラン等)把握のため、部署訪問や個別面談を実施しています。
女性活躍推進法に基づく行動計画について
女性社員が能力を最大限発揮し、活き活きと働くことができる職場環境・制度の整備を進めるとともに、活躍の場や機会の拡大に向けた取り組みを推進するため、次のように行動計画を策定しています。
- 計画期間
2021年4月1日~2023年3月31日(2年間)
- 目標と取組内容・実施時期
目標1 育成・登用
課長職以上・課長職に次ぐ階層で部下を持つ女性社員割合を30%以上といたします。
- 2021年度
- 女性社員の積極的登用
- 採用ホームページや会社説明会等で活躍している女性社員の紹介や広報を実施
- 多様な働き方支援
- 仕事と育児・介護の両立支援
- ジョブローテーションの積極的な実施
- ロールモデルの育成、フォロー体制の徹底
- 候補者拡大のための研修実施
- 制度面の整備・拡充
- 2022年度
- 継続実施
2021年度 | 2020年度 | 2019年度 | |
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全体 | 714名 | 697名 | 699名 |
女性 | 211名 | 159名 | 150名 |
女性割合 | 29.6% | 22.8% | 21.5% |
※ 各年度には、年度末時点の数値を記載しています。
※ 2022年4月1日の女性割合は、30.5%となります。
目標2 長時間労働是正
正社員の月平均残業時間を10.0時間以内(法定超)とします。
- 2022年度
- ジャックスワーク・ライフ・バランスプロモーションの推進
- 労務管理の徹底と業務効率化の推進
労働者の一月当たりの平均残業時間(正社員)

次世代育成支援対策推進法に基づく行動計画について
- 計画期間
2021年4月1日~2023年3月31日(2年間)
- 内容
- 育児休業取得について
男性社員・・・計画期間の取得率を30%以上とします。
女性社員・・・計画期間の取得率を95%以上とします。- 男性対象者に対し人事部から案内文を送付することで、育児休業の取得推進を図ります。
- 案内文送付、一定期間経過後、所属長・未取得者に対して個別に取得依頼を行います。
- 育児・介護関連制度の理解浸透と利便性の向上策検討について
- 育児・介護関連制度等を利用しやすくするための支援策を検討します。
- 社内通達等により社員へ報知し、制度内容の理解浸透を図ります。
- ワーク・ライフ・バランスの推進
- 「ジャックス ワーク・ライフ・バランス プロモーション(JWP)」の実施
- 「ノー残業デー月3日以上」・「プレミアムウィークデー月1日」を取得します。
- 「有給休暇年間付与日数に対して60%以上」を取得します。
- 「超過勤務時間(所定外労働時間)を月30時間以内」とします。
- 「ジャックス ワーク・ライフ・バランス プロモーション(JWP)」の実施
- 育児休業の取得状況について
2021年度 | 2020年度 | |||||
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対象 | 実績 | 実施率 | 対象 | 実績 | 実施率 | |
女性 | 53名 | 53名 | 100.0% | 51名 | 51名 | 100.0% |
男性 | 36名 | 26名 | 72.2% | 39名 | 26名 | 66.7% |
各種認定制度の取得
当社では、これまでの取り組みが評価され各種認定を受けております。
健康経営優良法人2022『ホワイト500』
「ホワイト500」とは、経済産業省が企画している健康経営優良法人認定の認定企業の一部のことを指します。健康経営優良法人2020からは大規模法人部門認定法人の中で、健康経営度調査結果の上位500法人のみが「ホワイト500」として認定を受けることができます。
当社は、これまでの取り組みが評価され、2018年より5年連続で認定を受けました。

次世代育成支援対策推進法『プラチナくるみん』
「くるみん」とは、厚生労働省が次世代育成支援対策推進法に基づいて企業に対して行っている認定のことを指します。仕事と子育ての両立支援に取り組む企業が、一定の基準を満たした上で都道府県労働局に申請すると認定を受けることができます。
当社では2021年に5度目の認定を受け、より高い水準の取り組みが評価され、上位認証である「プラチナくるみん」を取得しています。

女性活躍推進法『えるぼし』
「えるぼし」とは、女性活躍推進法に基づく行動計画の策定と届出を行った企業のうち、女性活躍推進法の取組状況が一定基準を満たす優れた企業を認定する制度です。
当社では、2018年4月1日から2021年3月31日を計画期間として行動計画を策定・届出し、女性の活躍に関する実施状況が優良な企業と認められ、今回初めて「えるぼし」認定を取得しました。

福利厚生表彰・認定制度『ハタラクエール』
「ハタラクエール(福利厚生表彰・認定制度)」は、福利厚生の充実・活用に力を入れる法人を表彰する制度です。福利厚生の一層の普及・発展を目的に、優れた福利厚生を実施する法人、およびこれから福利厚生の充実を図ろうとする意欲ある法人が表彰・認証されます。
当社は、2020年より3年連続で優良福利厚生法人の認定を受けました。
