今さら聞けない!クレジットカード決済の基礎知識

マネープラン

普段のお買い物にクレジットカードを使っている人は多いでしょう。しかし、このクレジットカードの仕組みについて、きちんと理解しているでしょうか?クレジットカード決済の基本や導入しているお店のメリットについて解説します。

「信用・信頼」を意味するクレジット

クレジット(Credit)は「信用・信頼」という意味です。クレジットカード会社は利用者を信用・信頼してクレジットカードを発行しますが、支払いでトラブルが起きてしまった場合には、利用者の信用情報に傷がつくこともあります。具体的に見てみましょう。

「信用・信頼」の根拠となる信用情報とは
信用情報とは、クレジットカードを利用した際の利用金額や返済状況のことです。信販会社や消費者金融会社が保有しているカード利用者の信用情報は、信用情報機関に提供・登録されています。日本には、「CIC」「日本信用情報機構(JICC)」「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」という3つの信用情報機関が存在しています。
クレジットカードが使えなくなるのはどんなとき?
クレジットカードが使えなくなるケースとしては、盗難・紛失や破損といった物理的に使用できなくなる場合と、利用限度額超過や支払い遅延のようにカードの利用や引き落としに関するトラブルの場合があります。
カードの盗難・紛失に遭った場合は、第三者による悪用を防ぐため、カード会社に連絡をしてカードの利用停止と新しいカードの発行をしてもらいます。破損した場合も同様に、カード会社に再発行を依頼します。
利用限度額超過とは、決められた限度額以上にカードを利用しようとすることです。この場合は、カード会社に連絡して、その月の利用限度額を一時的に引き上げてもらう「一時増枠」の申し込みをすることで、カードが利用できるようになります。
支払い遅延とは、残高不足で引き落としができなかった、カード会社からの催促を無視して支払わなかったというような状況です。単に残高が不足していた場合は、速やかに入金して引き落としを待つだけでよい場合もあります。しかし催促を無視した場合、延滞の事実が事故情報として信用情報に記録されることもあります。 事故情報が残る期間は5~10年ですが、事故の記録があることで、新規カードの発行やローン利用などに影響が出ることもあります。

クレジットカード決済の仕組み

クレジットカードを使って店舗で商品購入またはサービスを利用したときの流れを見ていきましょう。

  • カード利用者の代金を立て替える形で、カード会社から加盟店に料金が支払われる(支払われるのは、カード決済手数料を差し引いた金額)
  • カード会社から利用者に代金の請求明細書が発行される
  • カード利用者の指定口座から、代金が引き落とされる

クレジットカードの決済手数料は、お店側の負担となります。なお、この手数料をクレジットカード利用者への請求額に上乗せすることは、カード会社の規定により禁止されています。現金利用者よりもカード利用者の支払いが実際の金額より高くなるといった不公平な扱いを防ぐためです。

カード決済を導入するメリットとは

クレジットカード加盟店が、決済手数料を負担してもカード決済を導入するメリットは何なのでしょうか。

売り上げ単価の増加
クレジットカード決済では、分割払いやリボ払いも可能です。これにより顧客は、現金決済では難しい高額の商品購入やサービスを利用しやすくなり、売り上げ単価の増加につながります。
集客力アップ
日常的にクレジットカードを利用することで、ポイントをためている人も多いでしょう。現金以外の決済方法があることで、商品購入やサービスの利用機会が拡大し、集客力アップが見込めます。
訪日観光客の取り込み
海外からの観光客が来店した場合、クレジットカード決済ができることで利用のハードルが下がります。日本円に両替する手間や費用を嫌がる観光客は少なくないので、現金決済しかできない場合は機会損失につながる可能性もあります。
代金を確実に回収できる
商品購入やサービス利用に至っても、入金されない場合、お店は自力で代金を回収しなければなりません。クレジットカード決済なら、カード会社が利用金額を立て替えるため、代金が未回収になることはありません。
現金を管理するリスクがない
多額の現金をレジで管理する場合、日々の収支管理の煩雑さや、強盗に遭うリスクなども考慮しなければなりません。売上に占めるクレジットカード決済の割合が多ければ、店頭で現金を扱うことによるリスクは軽減します。

日常的にクレジットカードを利用している人は多いですが、毎月の引き落としがスムーズにできないと、将来にも影響する事故情報が記録されることもあります。カード決済の便利さを享受しつつ、自身の信用・信頼が傷つかないよう、計画的な利用を心がけたいですね。

  • 本ページの内容は2018年11月20日時点での情報です。
  • 掲載された情報をもとに、お客様がなされた行為によって生じたトラブル・損害について、当社は一切責任を負いかねます。