スポーツ選手が身につけているあの企業ロゴも!スポンサーシップについて知ろう

マネープラン

インターネットを利用している時に、「スポンサー広告」といった言葉を目にすることはありませんか?スポンサーには、「広告主」や「資金面で援助をする後援者」という意味があります。後援者としてのスポンサーはどんなことをしているのか、契約料はいくらくらいなのか、スポーツ界を例に見てみましょう。

スポンサーシップって何?

スポンサーシップとは、企業がスポーツ・文化・芸術・エンタテイメントなどの活動・イベントに対して、金銭的・物的・人的な支援をすることです。スポーツ界では、選手やチームの活動を資金面で援助する代わりに、企業名やロゴを入れたユニフォームやグッズを選手やチームに使用してもらうことが多いです。この宣伝効果によって、企業は認知度や企業イメージの向上といったメリットを享受することができます。

 スポーツ界のスポンサー契約を見てみよう

最近では、日本企業が海外のサッカーチームなどのスポンサーになることも多くなりました。国内外のスポーツ界における、スポンサー事例を見てみましょう。

日本のスポンサー契約
まずは、日本のスポンサー契約例を見てみましょう。
ゴルフ
プロゴルファーは、スポンサー料金が高いことで有名で、なかには1社で年間3億円の契約を結ぶ選手もいます。
プロゴルファーのように専用の道具を使ったり、ユニフォームやウェアを身につけたりするスポーツ選手とのスポンサー契約では、自社製品を使ってもらう用品使用契約を結ぶことが多いです。スポンサーがスポーツメーカー以外の場合は、身につけているアイテムに広告を掲載するのが一般的です。
プロゴルファーの場合は、帽子(ゴルフキャップ)の全面やゴルフウェアの胸元などが、よく利用される広告スペースです。スポンサー料金は広告スペースによって異なり、数万円から数億円までと幅広くなっています。また、同じスペースでも位置によって料金が異なります。ゴルフキャップでいえば、最も料金が高いのは正面。次いで、ツバ部分、左側、右側の順に安くなります。
大相撲
大相撲の場合、スポンサーは出資者と呼ばれます。出資者は、懸賞(優勝した力士が獲得できる賞金)を提供することで相撲の取組前に広告を出すことができます。
懸賞は1本6万2,000円で、1場所につき15本以上から申し込めます。つまり、1場所で93万円以上の懸賞を提供すれば広告を出すことができるのです。懸賞提供企業は、大相撲会場の入場者へ配られる取組表に企業名が印刷されるほか、取組直前の場内放送で企業名が読み上げられます。また、企業名の書かれた懸賞旗を土俵上で多くの人に見てもらえることも、懸賞を出す魅力のひとつでしょう。
海外のスポンサー契約
続いて、海外のスポンサー契約を見てみましょう。
テニス
米経済誌のフォーブスは、毎年プロスポーツ選手の収入ランキングを発表しています。2017年の調査では、スポンサー収入で1位になったのはテニスプレイヤーのロジャー・フェデラーでした。当時の広告主としては、ウィルソン、ナイキ、メルセデスベンツ、ロレックスといった名だたる企業が並んでいます。その後、フェデラーは20年以上続いたナイキとの契約を2018年に終了し、ユニクロとスポンサー契約を結びました。この契約額は10年間で推定3億ドル(約333億円)に及ぶと言われています。また、契約期間中にフェデラーが引退した場合でも、満額が支払われると報道されています。
サッカークラブ
海外のサッカークラブとスポンサー契約を結ぶ日本の企業も増えてきました。たとえば、楽天はスペインのサッカークラブ、FCバルセロナと契約を結んでおり、スポンサー契約料は年間で約65億円とされています。そのほか、ヨコハマタイヤは2015年からイギリスプレミアリーグのチェルシーFCとスポンサー契約を結びました。契約期間は5年間で、1年の契約金額は73億円といわれています。また、ゲーム会社のCygames(サイゲームス)は2017年に、イタリア1部リーグのユヴェントスFCと3年間のスポンサー契約を締結しました。
世界的なプレイヤーやチームとの契約は、文字通り桁違いなのですね。

ネーミングライツもスポンサー契約のひとつ

最後に、スポンサー契約のなかでも少し異色な、ネーミングライツ契約を見てみましょう。
ネーミングライツ契約とは、施設の命名権(名前をつける権利)をスポンサーが購入する契約のこと。ネーミングライツ発祥のアメリカでは、数十年といった契約期間が主流ですが、日本では2~5年が主流となっています。国内の施設における命名権の売買が一般的になってきたのは2000年代以降です。有名な施設をいくつか見てみましょう。

AJINOMOTO STADIUM(味の素スタジアム)
国内の施設におけるネーミングライツとしては、2003年の「AJINOMOTO STADIUM」が最初の事例だとされています。旧東京スタジアムの命名権を味の素が5年契約で購入したものですが、その後何度も契約が更新され、現在もこの名称で定着しています。
福岡 ヤフオク!ドーム
福岡 ヤフオク!ドームはソフトバンクが所有する施設で、2005年にYahoo! JAPANが命名権を購入しました。契約期間は5年間で契約金額は25億円。旧名の福岡ドームから「福岡 Yahoo! JAPANドーム」へ名前を変更したのですが、2013年に再び改名。現在は「福岡 ヤフオク!ドーム」となっています。
ZOZOマリンスタジアム
ZOZOマリンスタジアムは、千葉市と千葉ロッテマリーンズの所有する施設です。2016年11月末まではQVCジャパンが命名権を所有。その後、ファッション通販サイトZOZOTOWNを運営する株式会社スタートトゥデイ(現:株式会社ZOZO)が命名権を取得し、旧名の「QVCマリンフィールド」から、「ZOZOマリンスタジアム」へ改名しました。契約期間は2026年11月末までの10年間、契約金額は31億円です。

スポンサー契約には、スポーツ選手やチームに対する資金援助、施設の命名権に関するネーミングライツなどいろいろあります。スポーツ観戦の際に、選手のユニフォームなどに注目してみるのも面白いかもしれませんね。

  • 本ページの内容は2018年12月19日時点での情報です。
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