2025年は大阪で開催!万博ってどんなイベント?

マネープラン

2025年に大阪で万国博覧会、通称「万博」が開催されることになりました。招致決定にあたっては、大きな経済効果も期待されていますが、そもそも「万博」とはどんなイベントなのでしょうか。万博の開催される目的や、日本で開催された万博の歴史を振り返りましょう。

そもそも「万博」とは?

“万博”とは、BIE(Bureau International des Expositions ※フランス語:博覧会国際事務局)から承認を得て、国際博覧会条約にのっとって行われる“国際博覧会”のことです。1928年に成立した国際博覧会条約を機に開催されるようになりました。BIEの本部はパリに存在し、2017年9月時点で170カ国が加盟しています。
万博の目的は、ひろく色々な国や人に新しい文化や技術を紹介し、将来の展望を示すこととされています。世界初の万博は1851年のロンドン万博、日本での開催は1970年の大阪万博が最初です。大阪万博のシンボルとなった太陽の塔は、多くの人がテレビや写真などで一度は目にしたことがあるでしょう。

日本で開催された万博を振り返ろう

日本では、過去に5回の万博が開催されています。その中でも開催規模が大きかった、大阪万博と愛知万博について見てみましょう。

1970年に開催された大阪万博
“人類の進歩と調和”というテーマのもと開催された大阪万博は、近未来的な展示内容や各国のパビリオンが多くの来場者を魅了しました。77カ国が参加、入場者数は6,400万人以上となり、経済効果は5兆円規模といわれています。当時のお金の価値は現在とは異なるので一概には比較できませんが、驚きの額ですね。
現在でも、太陽の塔をはじめとする施設が万博記念公園として残っています。近未来を感じさせる展示の数々とともに"明るい未来"を見せてくれる、夢のある万博でした。
2005年に開催された愛知万博
愛知万博「愛・地球博」のテーマは"自然の叡智"。地球上のすべてのいのちを大切にし、持続可能な社会を実現する、という課題のもと、自然と文化・文明の共存する地球をイメージした万博でした。
入場者数は2,200万人を超え、想定していた入場者数1,500万人を大幅に上回りました。経済効果は約3兆円とされています。愛・地球博の跡地は"愛・地球博記念公園(モリコロパーク)"として現在も残っており、サツキとメイの家といった施設は今でも人気です。

2025年の大阪万博の経済効果は?

2025年の万博誘致にあたり、政府はプレゼンテーションで3つの約束を掲げています。

  1. SDGs(持続可能な開発目標)達成に貢献する万博にすること
  2. 参加国と共創(Co-creation)する万博にすること
  3. 安心安全で快適な万博にすること

万博のテーマは“いのち輝く未来社会のデザイン”とされています。展示を見るだけではなく、人類共通の課題解決に向けて先端技術などの英知を集め、アイデアを創造・発信するというコンセプトも興味深いですね。
気になる想定来場者数は約2800万人、経済効果は約2兆円と試算されています。蓋を開けてみないと分からない点も多いですが、国内外から多くの来場者が集まることが期待されます。

大阪万博の開催に向けた課題とは
万博のような大きなイベントの開催にあたっては、多くの課題も挙げられます。「万博に活用した土地をどうするのか」「2020年開催の東京オリンピックのように、開発費用が膨らむのではないか」という懸念の声もあります。約1,250億円と試算されている開発費は、国・地元自治体(大阪府・大阪市)・民間企業が1/3ずつ負担することで合意されていますが、具体的な協議はこれからです。また、会場となる大阪湾の人工島・夢洲(ゆめしま)へのアクセスも課題となっており、交通やインフラ整備にも多額の費用が必要となります。開催中も、短期間に多くの観光客が集中することによって、治安の悪化につながるケースも考えられるでしょう。

万博の開催にあたっては、開催地の大阪・関西だけでなく、日本経済全体の活性化も期待されています。一方で、実現に向けてはさまざまな課題もあり、会場の建設や交通インフラの整備にあたり多額の費用がかかります。日本での万博開催は20年ぶりということで、メリットばかりを見てしまいがちですが、こうした負の側面も知っておく必要がありますね。

  • 本ページの内容は2019年2月20日時点での情報です。
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