止まらない物価上昇!最近の値上げラッシュの理由とは

マネープラン

昨年あたりから、食料品の値上げが相次いで発表されています。日本は20年近く全体的な物価上昇が抑えられていました。それが、なぜ今になって物価が上がってきているのでしょうか。その背景や、私たち消費者の対応策について見ていきましょう。

どんな商品が値上げされる?

身近な食料品が、2019年の春ごろから値上げされるというニュースをよく耳にしますね。具体的にいくつかご紹介します。

コカ・コーラなどの大型ペットボトル飲料(コカ・コーラボトラーズジャパン)
2019年4月1日出荷分より20円値上げ。対象となる飲料は、30~40商品。値上げ理由は、物流費や 原材料費の高騰。
ちくわや揚げ物などの家庭用すり身(日本水産)
2019年3月1日出荷分より5~10%値上げ。対象となる商品は「活(いき)ちくわ」、「おさかなのソーセージ」ほか全ての家庭用すり身製品。値上げ理由は、原料となるスケトウダラのすり身の高騰や、人件費、原油価格の上昇。
家庭用アイスクリーム(明治)
2019年3月納品分より10~50円値上げ。対象となる商品は「エッセルスーパーカップ 超バニラ」を含む家庭用アイスクリーム23品。値上げ理由は人件費や物流費、原材料費の上昇。

上記は一例にすぎませんが、いずれも私たちがスーパーやコンビニでよく目にする、生活に浸透した商品です。では、なぜこのような値上げラッシュが起きているのか、値上げの要因について見ていきましょう。

値上げラッシュの3大要因とは

食料品や日用品の相次ぐ値上げの原因とは何なのでしょうか。各社から発表されている値上げの理由として、以下が挙げられています。

人件費の上昇
現在、日本国内では深刻な人手不足に陥っており、人件費を上昇させる原因になっています。また、海外に生産拠点を置く企業も、最近の円安の影響によって、海外工場で働く従業員の人件費が上昇しています。最近では、海外にあった工場を日本国内に移す企業も出てきています。海外で現地の人を雇用して人件費を抑えるどころか、国内で人を雇うよりも高くついてしまうという状況なのですね。
原材料費の上昇
日本の製造業の多くは、原料のほとんどを海外からの輸入に依存しています。円安が続けば、相対的に原材料費も高騰するため、商品を値上げせざるを得なくなります。また、世界各国で起きている異常気象や温暖化が農作物に与える影響もあるでしょう。飼料の価格高騰は、私たちが手にする肉や卵、乳製品などの価格上昇にもつながります。
輸送コストの上昇
輸送コストが上昇する背景としては、石油や天然ガスなどの供給不足により、輸送に必要な燃料価格が上昇していることが挙げられます。また最近では、運送業者が続々とサービス料金を値上げしています。価格が改定された理由は、ネット通販の利用が増えたことでドライバーの人手不足となり、「輸送に関わる人件費」が全体として増えているためです。日本社会の高齢化に伴って、今後ますます宅配サービスの需要は高まると予想されているので、輸送コストも継続的に上がり続けるかもしれません。

インフレ傾向に消費者はどう対応していくべき?

安倍政権は発足当初より「デフレからの脱却」を掲げていました。現在は日用品などの物価が上昇していますが、今後もインフレ傾向は避けられないでしょう。
また、物価が上がるということは、相対的にお金の価値が下がるということになります。計画的に貯蓄をしている人でも、長期的なマネープランの見直しは大切です。たとえば、換金性の高い金などの現物資産や投資信託などを活用しながら、資産を増やしていくことを検討するのも良いでしょう。

キャッシュレス決済利用によるポイント還元を活用しよう
政府は2020年のオリンピックに向けて、キャッシュレス決済を普及させようとしています。キャッシュレス決済の利用促進を図るため、補助金によるポイント還元など、利用者にメリットのある施策も用意されています。給与はなかなか上がらないけれど物価は上昇し続ける…こういった状況に対処していくためには、さまざまな決済手段を取り入れて節約の工夫をすることも大切ですね。

この春以降も、ポテトチップスやカップ麺、乳製品や塩などが値上げされると発表されています。
生活に欠かせない食料品の価格上昇は、私たちの家計にもじわじわと影響してくるでしょう。マネープランの見直しやおトクな決済手段を利用するなど、生活の中でいろいろな工夫をして物価上昇に対処していきましょう。

  • 本ページの内容は2019年3月25日時点での情報です。
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