健康経営推進
健康経営推進
従業員は、自ら主体的にワーク・ライフ・バランスに取り組み、「やりがい」「充実感」を持ちながら働き、心身ともに豊かな生活を送ることを目指し、会社は、働き方改革の取り組みや健康保険組合とのコラボヘルスの強化により、従業員の健康保持・増進を支援し、風通しの良い働きやすい職場環境の実現を目指すことを基本方針とし、これを推進していくための体制として健康経営推進委員会を設置しています。
健康経営宣言
当社は、健康経営基本方針と健康経営体制を定め、健康経営を推進しています。
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※健康経営への取り組みが評価され、「健康経営銘柄2024」に選定されました。写真は表彰式のときに撮影したものです。
健康経営基本方針
ジャックスグループ(以下、当社)は、従業員一人ひとりが心身ともに健康な状態で、安心して活き活きと働き続けることが重要であると考えます。
当社は、健康経営の考え方に基づき、従業員の健康保持・増進に戦略的に取り組み、仕事と生活を両立できる働き方と職場環境の実現を目指します。
株式会社ジャックス
代表取締役社長 村上 亮
健康経営体制図
健康経営戦略マップ
健康投資(取組・指標)から健康課題解決までの過程を見える化した戦略マップを作成して実行しています。
ワーク・ライフ・バランスの推進
従業員一人ひとりが心身ともに健康な状態で、安心して活き活きと働き続けることが、会社にとって重要であるとの認識のもと、「労働環境の質的向上」を目指します。
ジャックス ワーク・ライフ・バランスプロモーション(JWP)
これまでの働き方を見直し、仕事と生活をより一層充実させていくことを目的とした取り組みを行っています。
取り組み内容・結果
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 目標(KPI) | |
|---|---|---|---|---|
| 実施率 | 98.6% | 99.2% | 99.5% | 100% |
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※「プレミアムウィークデー」とは、ジャックス版プレミアムフライデーです。
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 目標(KPI) | |
|---|---|---|---|---|
| 取得率 | 79.3% | 79.3% | 79.1% | 85.0% |
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 目標(KPI) | |
|---|---|---|---|---|
| 超過勤務時間平均 | 11.7時間 | 12.2時間 | 12.9時間 | 12時間 |
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※慢性的に超勤が発生している場合、要因報告を求め、面談および業務見直しを実施しています。
ジャックスグループライフケアポイント(JLP)
ジャックス健康保険組合と協働で実施し、様々な施策や企画と連動させ、従業員が自主的に健康の保持・増進や自己啓発・研鑽に取り組める環境づくりを推進しています。また、ワーク・ライフ・バランスを更に高める為、下記取り組みの目標を達成した従業員へジャックスグループライフケアポイント(JLP)を付与しています。
主な取り組み内容・結果
下記の取り組みの目標を達成した従業員へJLPを付与しています。
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1.ノー残業デー月7日以上実施
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2.有給休暇7割取得
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3.ボランティア活動(年2回)
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4.通信教育グループ受講かつ修了者
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5.ウォーキングイベント(歩活)平均歩数5,000歩以上実施(年2回)
ウォーキングイベント(歩活)参加者数
運動習慣を定着するため半期毎にグループ参加型の「ウォーキングイベント(歩活:あるかつ)」を開催しています。イベント期間中に歩いた合計歩数が上位だったグループには、JLPを付与する等の特典を付け、参加率の向上を図っています。
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 目標(KPI) | |
|---|---|---|---|---|
| 参加者数 | 2,303名 | 2,870名 | 2,846名 | 2,100名 |
定期健康診断の実施
従業員一人ひとりが自身の健康状態を良好に保つために必要な取り組みであり、通達やメール等で定期的に報知・啓蒙を行います。
2020年度からは健診システムを導入し、健診データの管理強化による、再検査・要精密検査対象者への受診勧奨等の早期対応を実施し、重症化を予防しています。
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 目標(KPI) | |
|---|---|---|---|---|
| 受診率 | 100% | 100% | 100% | 100% |
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※実質数値
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 目標(KPI) | |
|---|---|---|---|---|
| 受診率 | 98.2% | 98.3% | 99.0% | 100% |
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 目標(KPI) | |
|---|---|---|---|---|
| 適正体重者率 | 68.4% | 68.2% | 67.0% | ー |
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※適正体重=BMI:18.5~24.9
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 目標(KPI) | |
|---|---|---|---|---|
| 熟睡できている | 67.9% | 68.2% | 67.1% | 80% |
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 目標(KPI) | |
|---|---|---|---|---|
| 喫煙率 | 20.5% | 20.3% | 17.2% | 12% |
| 2024年度 | |
|---|---|
| 既に改善に取り組んでいる(6か月以上) | 12.6% |
| 既に改善に取り組んでいる(6か月未満) | 11.7% |
| 近いうち(概ね1か月以内)に改善するつもりであり、少しずつ始めている | 16.0% |
| 改善するつもりである(概ね6か月以内) | 40.6% |
| 改善するつもりはない | 19.1% |
ハイリスク者への対応
特定健診の結果から生活習慣病の発症リスクが高く、生活習慣の改善により、高い予防効果が期待できる従業員に対し、健康保険組合主催で「特定保健指導」および「重症化予防プログラム」を実施しています。
専門スタッフ(保健師・管理栄養士など)が生活習慣を見直すサポートを行います。
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 目標(KPI) | |
|---|---|---|---|---|
| 実施率 | 49.6% | 48.9% | 43.3% | 55% |
メンタルヘルス支援の実施
ストレスチェック
メンタルヘルス不調を未然に防止し、ストレスの原因となる職場環境の改善を目的に、労働安全衛生法に基づいた『ストレスチェック』を実施しています。
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | 目標(KPI) | |
|---|---|---|---|---|
| 受検率 | 100% | 99.9% | 100% | 100% |
| 総合健康リスク※ | 95 | 93 | 88 | 前年比改善 |
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※総合健康リスク:職場内での心身の健康問題の起きやすさを総合判断したリスク値。基準値は100とされています。
職場環境の実態把握
職場環境の実態や従業員一人ひとりの状況(キャリア・ライフプラン等)把握のため、部署訪問や個別面談を実施しています。
ジャックス健康ダイヤル
会社・労働組合・健康保険組合共同で、従業員向けの社外相談窓口を設置しています。
経験豊かな相談スタッフが健康・医療・介護・育児・セカンドオピニオン・メンタルヘルスなどの相談に対応し、医療機関情報等の提供も行っています。
また、海外駐在員向けに対しては「24時間海外医療相談サービス」を導入しています。
各種相談対応(メンタル不調者、高ストレス判定者等)
従業員個人や各部署から、就労の継続に不可欠な健康面に関する各種相談があった際に、健康経営推進室にて専門家の協力を仰ぎながら、休職から復職まですべてのサポートに対応しています。
その他の指標と結果
パフォーマンス指標
健康経営における従業員のパフォーマンス指標として、「アブセンティーイズム」「プレゼンティーイズム」「ワーク・エンゲイジメント」をストレスチェックのなかで測定を行っています。
| 2024年度 | 2025年度 | 目標(KPI) | |
|---|---|---|---|
| アブセンティーイズム※1 | 3.5日 | 3.5日 | 前年比改善 |
| プレゼンティーイズム※2 | 22.3% | 22.6% | 前年比改善 |
| ワーク・エンゲイジメント※3 | 49.3 | 49.8 | 前年比改善 |
| 測定人数 | 3,189名 | 3,194名 | ー |
| 回答率 | 100% | 100% | 100% |
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※1アブセンティーイズム:健康上の理由による欠勤日数。従業員への質問「昨年1年間に、自分の病気で何日仕事を休みましたか。」における回答の平均値を算出しています。
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※2プレゼンティーイズム:健康問題が理由で生産性が低下している状態を示す数値。SPQ(Single-Item Presenteeism Question 東大1項目版)に基づき、「100%-回答値」で算出しています。
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※3ワーク・エンゲイジメント:仕事に関連するポジティブで充実した心理状態を示す数値。新職業性ストレス簡易調査票の設問「仕事をしていると活力がみなぎるように感じる」、「自分の仕事に誇りを感じる」における回答から全国平均50として偏差値を算出しています。
社内アンケート
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
|---|---|---|---|
| 働きがい調査※ | 3.2点 | 3.0点 | 3.1点 |
| 健康施策の満足度 | - | 83.7% | 85.1% |
| 測定人数 | 2,581名 | 2,747名 | 2,520名 |
| 回答率 | 80.0% | 82.6% | 79.0% |
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※「働きがい調査」17項目に対する7段階(0=全くない-6=いつも感じる)の全従業員平均
健康経営推進に係る指標
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
|---|---|---|---|
| 投資額 | 73百万円 | 66百万円 | 64百万円 |
| 2024年度 | |
|---|---|
| 受講率 | 100% |
| 2022年度 | 2023年度 | 2024年度 | |
|---|---|---|---|
| 労働災害 | 23件 | 22件 | 17件 |
| 死亡災害 | 0件 | 0件 | 0件 |
労働組合との関係
ジャックスでは、「ジャックス労働組合」と労働協約を締結し、社業の発展と組合員のより豊かな生活を目指して、協議を行っています。
協議は、年間を通じて協議・解決を図る「労使通年協議(シーズン・セッション)を導入しています。
健康経営においては、情報共有・協議、施策の協同実施を行っています。
安全衛生体制の整備
ジャックスでは、労働安全衛生法に基づき、社員の安全衛生の確保および改善を図り、快適な職場環境の形成のために必要な措置を講じています。また、従業員数50名以上の拠点では衛生委員会を設置し、月1回以上の開催を行い、産業医・衛生管理者による職場巡視を実施しています。
衛生委員会では、健康障害の防止や、健康の保持増進を図るための対策について意見を出し合い、職場環境の改善に向けて審議しています。(労働安全衛生マネジメントシステムは導入しておりません。)
各種認定制度の取得
ジャックスでは、これまでの取り組みが評価され各種認定を受けております。
健康経営銘柄2024
「健康経営銘柄」は、従業員等の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組んでいる上場企業の中から、特に優れた健康経営を実践している企業を、1業種1社を基本として、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定・公表するもので、ジャックスは、2024年に選定されました。
なお、ジャックスは、健康経営に取り組む企業として、パートナー企業に対して健康経営に関する情報提供を行うとともに、労働安全衛生関連の法令遵守、認定制度の取得を推奨しています。
健康経営優良法人 2025『ホワイト500』
「ホワイト500」とは、経済産業省が企画している健康経営優良法人認定の認定企業の一部のことを指します。健康経営優良法人2020からは大規模法人部門認定法人の中で、健康経営度調査結果の上位500法人のみが「ホワイト500」として認定を受けることができます。
ジャックスは、これまでの取り組みが評価され、2018年より8年連続で認定を受けました。
次世代育成支援対策推進法『プラチナくるみん』
「くるみん」とは、厚生労働省が次世代育成支援対策推進法に基づいて企業に対して行っている認定のことを指します。仕事と子育ての両立支援に取り組む企業が、一定の基準を満たした上で都道府県労働局に申請すると認定を受けることができます。
ジャックスでは2021年に5度目の認定を受け、より高い水準の取り組みが評価され、上位認証である「プラチナくるみん」を取得しています。
女性活躍推進法『えるぼし』
「えるぼし」とは、女性活躍推進法に基づく行動計画の策定と届出を行った企業のうち、女性活躍推進法の取り組み状況が一定基準を満たす優れた企業を認定する制度です。
ジャックスでは、2018年4月1日から2021年3月31日を計画期間として行動計画を策定・届出し、女性の活躍に関する実施状況が優良な企業と認められ、「えるぼし」認定を取得しました。